サバ州東部の海岸に大量の魚

(マレーシア)12月24日、サバ州東部タワウ地区ラハド・ダトゥ( Lahad Datu)近くのカンポン・タビサンの海岸に「タンバン・フィッシュ」(Tamban fish)と呼ばれる大量の魚が海上でジャンプする姿が見られ、浜辺に打ちあげられた。

 「大豊漁だ。クリスマスプレゼントだ」と喜びいさんで浜辺に出かけ、バケツに「タンバン・フィッシュ」を入れて持ち帰った住民がけっこういたという。

 3年前にも起きたこの珍現象について、マレーシア気象台が、「こうしたことは津波がやってくる前にみられるのだが、津波が起きたとの情報はない」とコメントした。

 ところで、浜辺に打ち上げられたイワシの1種「タンバン・フィッシュ」だが、サバ大学海洋学研究機構によると、魚群の密度が高すぎて空中に飛び跳ねる魚が続出、ビーチに押し寄せる結果となったみている。これは津波とは無関係で自然現象という。

 なお、これら「タンバン・フィッシュ」に毒性はなく、食用に適すると同機構は発表した。

(12月26日東方日報、スター)

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