ブラックホールの撮影成功、プロジェクトにマレーシア人も参画

(マレーシア) 4月10日、世界各地の電波望遠鏡を用いて史上初めてブラックホールの撮影に成功したと、国際共同プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」が発表し、撮影画像を公開した。EHTが撮影したのは地球から5500万光年離れた銀河「M87」にある超大質量ブラックホール。
 このプロジェクトには世界の研究者200人が関わったが、そのひとりがマレーシア人科学者のケビン・コアイ・ジュンイさん(37)。ペナン州出身のコアイさんは2016年、台湾にある中央研究院(Academia Sinica Institute)天文及天文物理研究所に博士研究員として入り、このプロジェクトに加わることになった。
 画像は2017年4月、米国のハワイ州とアリゾナ州、スペイン、メキシコ、チリ、南極にある8基の電波望遠鏡が数日間にわたり収集したデータを基に作成された。EHTはこれらの電波望遠鏡を組み合わせ、地球の直径にほぼ相当する約1万2000キロにわたる仮想電波望遠鏡をつくり上げた。
 コアイさんは、ハワイでのデータ収集作業に参加したほか、データの加工、画像作成チームに加わり、ブラックホールの画像を初めて見た20人のグループの一員にもなった。
 コアイさんは現在、このプロジェクトの一環としてグリーンランドの北極エリアに18年に新設された望遠鏡により観測に関わっているが、「このたびの画像公開は、ブラックホール研究の新たな時代の幕開けの第一歩にしかすぎない。上質な画像作成を達成するには、グリーンランド望遠鏡をはじめ新たな望遠鏡を加えるなど、研究、改善すべきことがまだまだある」と語っている。
(4月11日スター)

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