スルタンに州首相の選任権はない:首相

(マレーシア)ジョホール州のオスマン・サイパン州首相が4月8日に辞任したことを受け、後任の州首相の選任が注目が集まっている。これに関してマハティール首相は10日、「州首相を任命する権利を有するのは選挙で有権者の信任を得た政党であり、州スルタンに選任・任命権はない」と強調した。
 「スルタンが首相や州首相を選任するのを認めるのであれば、マレーシアは民主主義国とはみなされなくなる。マレーシアがとっている政体は、憲法に規定された立憲君主制であり、絶対王政ではない。マレーシアの一部を構成するジョホール州にもこれが適用される」(首相)。
 一方、同州のスルタン・イブラヒムは「ジョホール州には主権があり、スルタンが存在するのだから、州内の事柄に連邦政府は介入すべきではない」として、スルタン自身が州首相選びに乗り出す姿勢を示した。
 また同州のトゥンク・イスマイル皇太子も、後任の州首相が連邦政府の「イエスマン」ではないことを期待していると言明、州サルタンに州首相の選任をゆだねるべきとの考えを示した。
 「1895年に制定されたジョホール州の体制に関する法律では、スルタンが州首相を任命する絶対的な権限を有すると規定している」(アフマド・ソレヒン弁護士)と、スルタンが州首相を任命することを支持する声も出ている。
 首相とジョホール州スルタンとの間ではかねてから意見対立がささやかれてきたが、州首相の選任をめぐってそれが尖鋭化した形だ。
(4月10日スター、マレー・メール、NST)

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