漂流2日間、ベトナム人漁師2人を救助!!

(マレーシア)マレーシア東部海岸沖合の海上を漂流していたベトナム人漁師2人が9月25日、通りかかった石油ガス会社所有のボートに救助された。
 ベルナマ通信の報道では、2人はグエン・バン・レさん(18)とド・クレン・ロンさん(22)で、約3週間前から漁船に乗り組んで仕事をしていたが「労働が辛くて」逃げたという。
 浮き輪にしがみついて漂流2日間、クアラトレンガヌから45海里(約83キロ)の海上で、 アルカフィ・レスタリ・オイル&ガス・フレックスフリート社のクルーボートによって助けられた。2人とも元気とのことだ。
 マレーシア海上法令執行庁(Malaysian Maritime Enforcement Agency、MMEA)のスポークスマンは、「ベトナム大使館に連絡する。犯罪に関わったわけではないので2人は逮捕しない」と発表した。
(9月27日スター)

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売春の女被告にムチ打ち刑;トレンガヌ州

(マレーシア)トレンガヌ州クアラトレンガヌのイスラム法裁判所は9月27日、売春容疑で逮捕・起訴された女被告に対して、禁固6カ月とムチ打ち刑(6回)を言い渡した。
 2001年イスラム刑法(トレンガヌ)第25条違反の刑罰は5000リンギ以下の罰金、3年以下の禁固刑、6回以下のムチ打ち刑。むち打ちは、服役して14日間が経過したあと、刑務所内で執行される。
 シングルマザーという女被告は30歳、今年9月17日午後11時45分ごろ、フェルダ・レジデンシャル・ホテル内で男性客と一緒にいた時に逮捕された。
(9月27日ベルナマ)

「UMNOは瓦解する」;マハティール首相

(マレーシア)国連総会出席のため訪米したマハティール首相は9月26日、米国のシンクタンク、外交問題評議会(Council on Foreign Relations)メンバーとの会合に出席、国内政治情勢について説明した。
 先の総選挙で敗れたUMNOについて首相は、「党員がナジブ(前首相)を恐れなくなった。多くの党員が離党している。UMNOは組織が不安定化しており、崩壊するだろう。国民はUMNOを嫌っている。UMNOに未来はない」と語った。
(9月27日ベルナマ)

トランプ大統領について、「首尾一貫していない」:マハティール首相

(マレーシア)マハティール首相は9月26日、ニューヨークで米国のシンクタンク、外交問題評議会メンバーとの会合に出席、幅広い範囲の質問に答えた。
 そのひとつが、トランプ大統領に関するもので、首相は以下のように発言した。 
 「トランプ大統領は首尾一貫していない。アジア政策もそうだが、容易に見解が変わっては困るのだ。たとえば、我々と対立するなら対立するようにすればよいし、友人になりたいなら、そう言えばいい。我々は友人になれる」。
 「たとえば、他国の指導者(北朝鮮の金委員長)と会談すると言ったり否定したり、何時間もたたないうちに発言内容が頻繁に変わる。だから、トランプ大統領についてコメントするのは難しい。大統領は何をしたいのか、予測不能だ。そういう人物と(つきあう)やりとりは容易ではない」。

アジア政策

 「大統領はアジアについてあまりわかっていない。だから、アジアの現実にそった政策決定を下せていない。彼は米国第一を主張している。米国をふたたび偉大な国にしたいとだけ考えている、外交関係を考慮していない」。
 「危機に際して、米国は戦艦を派遣しようとする。それは良い考えではない。緊張を高めるだけだ。マレーシアはそれゆえ、戦艦の駐留を許可していないのである」。
 「15年、20年後、そのころトランプ大統領は政治舞台には立っていないだろう。米国人はとても合理的な考えの持ち主であり、戦争よりも平和の方が理想的だとわかるはずだ」。
(9月27日Bernama)

ジョー・ローの身柄引き渡し、粘り強く求める:マハティール首相

(マレーシア)「ジョー・ローを匿っているとマレーシアが中国を(責める)非難するのは大変難しい。非公式の(私的な)ラインでの接触を積み重ね逃走犯の身柄引き渡しを求めていくつもりだ」。
 「(中国の情報機関がローの身柄を押さえているとみるかとの質問に)、そうは思わない。中国が彼を有用な人物と見ているとは考えにくい。(ローをマレーシアに引き渡さないのは)外交上の交渉のカードとして保留しているだけだろう」。
 「1MDB(の不正流用事件)関係者の処分についてだが、大物から順番に起訴していくことになるだろう。証拠をしっかりかため、時間がかかるだろうが、最終的には全員に法の裁きをうけさせる」。
 マハティール首相は9月26日、ニューヨークで米国のシンクタンク、外交問題評議会メンバーとの会合に出席、多方面にわたる質問に答える中、1MDBスキャンダルの「主役」とされる実業家ジョー・ロー容疑者(指名手配中)について、以上のように発言した。
(9月27日Bernama)

「次期首相はアンワル元副首相」;マハティール首相

(マレーシア)マハティール首相は9月26日にニューヨークで「第2回ブルームバーグ・グローバル・ビジネス年次フォーラム」に出席、質疑応答の時間に後継者問題について、次のように発言した。
 「アンワル(元副首相)が、次のマレーシア首相である。それは、約束したことだ。アンワルが刑務所にいた時に、政権奪取後の首相に就任してもらうと約束した。私の在任期間は2年となっているが、あるいはそれよりも長く、あるいは短いかもしれない。長くは首相の座にとどまらないと約束している。大事なのは(希望連盟の)4党が協力していくことである」。
(9月27日Bernama)

ホームレスが増加する台湾

(台湾)台湾で職を失うなどしてホームレスになる人の数が増加し、社会問題化している。
 新北市の一時保護施設に収容されたヤン・チュンファンさん(61)も、ホームレス化したひとりだ。ヤンはかつて家屋や事務所の塗装職人として月2000米ドルの収入を得ていたが、病気になり職を失った。十分な貯蓄も支援してくれる家族や友人もなかったヤンさんはたちどころに家賃が払えなくなり、住む場所を失った。「まさかこんなことになるとは」と嘆くヤンさん。

路上生活

 同じ保護施設で暮らすス・インチさん(58)も3ヵ月ほど路上での生活を体験した。働いていた工場が中国に移転し、失職したためだ。公園での野宿を余儀なくされたスさんは、夜9時に公園で寝て翌朝5時には起きてその場を去らなければならないというつらい体験をしたという。
 しかし、ヤンさんやスさんは一時避難する場所を見つけられただけでも幸運といえる。この保護施設では、宿泊の便宜のほか、食べ物や医療手当を提供。警備員や掃除夫、看板かつぎ(サンドイッチマン)などのパートタイム職などを斡旋している。

社会復帰

 新北市社会福祉局のクオ・フンシェン局長は「当局ではまず収容者の精神的・物理的な必要性に対処に向けて支援し、彼らが安定を取り戻した時点で仕事をさがし、社会復帰する手助けをしている」と語る。
 台湾の衛生福利部によれば、ホームレス化する人の多くは50歳以上の男性ブルーカラー労働者だ。働いていた工場が中国や東南アジア諸国に移転して、職を失うケースが多い。また近年、貧富の格差が拡大していることもその動きに拍車をかけている。

貧富の差が拡大

 財務部のデータによれば、2016年の年収15万米ドル以上の富裕層5%の平均収入は、最底辺層5%の収入の100倍以上で、この10年で格差はほぼ2倍に広がっている。最低賃金が上がらないため、生活苦に陥る低所得家庭も増えている。
 衛生福利部が公表した公式データに基づけば、2017年の台湾のホームレス数は9300人で、13年時との比較で倍増している。しかし、同部筋はそのホームレスの数には過大概算や予備軍を含めているとして、実数は2600人程度であると主張する。

台湾のホームレス

 台湾当局が規定するホームレスには、失職者、病気などで働く能力を失い、家賃が払えなくなった人、独居高齢者の3タイプがある。実際に路上で生活せざるを得なくなった人をホームレスと定義している。
 これに対してアカデミア・シニカのリン・トゥンホン準研究員は「ホームレスの定義を厳格化することで、問題の厳しさが見えなくなる恐れがある。路上で生活している人の家族が地方に農家などを保有している場合、その人はホームレスとはみなされなくなる」と問題を提起する。
 「問題を深刻化させている一因に少子高齢化がある。賃金があがらず、子どもを作るゆとりがない層が増え、結果的に高齢になったときに社会的に見捨てられた状態になってしまうという状況も考慮すべきである」と、警鐘を鳴らしている。
(9月23日チャンネル・ニュースアジア)