放射性物質入りX線撮影機が行方不明

(マレーシア)マレーシアで8月10日、ピックアップトラックから放射性物質の入ったX線写真撮影機の行方がわからなくなっている。「危ない」装置だけに不安の声あがっているが、捜索中の警察は、冷静さを保つよう住民に呼びかけている。
 セランゴール州警察本部のマズラン・マンソル本部長は25日、警察は原子力許認可委員会(Atomic Energy Licensing Board 、AELB)ほかの関係機関と協力してX線写真撮影機の行方を追っていると発表した。
 懸念されるのは、装置が正しくない方法で解体され、放射性物質が拡散されることだ。また、悪意を持つ者の手に渡れば、爆薬に放射性物質を混入させた「ダーティーボム」に使われる可能性もあるという。
 問題のX線写真撮影機は産業向けの器材で、石油ガス産業や重工業企業向けに試験や測定、調査などを請け負う業者が所持していた。10日にネグリ・スンビラン州セレンバンからセランゴール州シャーアラムに搬送途中、「消えた」とのことだ。
 装置は取っ手のついた23キログラムの金属製のチューブで、金属の亀裂探知に使用する。同装置には放射性同位体のイリジウム192が入っている。イリジウム192によって被曝する可能性があるほか、通常の爆発装置と組み合わせることで兵器にもなり得る。
(8月25日スター)

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<Malaysia Public Holidays 2019>

(マレーシア)8月23日、首相府が2019年の祝日を発表した。<Malaysia Public Holidays 2019>は別表のとおり。

マレーシアカレンダー2019
1 Jan Tue お正月
21 Jan Mon タイプーサム
5 Feb Tue 中国正月
6 Feb Wed 中国正月
1 May Wed メーデー
19 May Sun ベサック デー
20 May        Mon    振替休日 
22 May  Wed コーランの啓示日
5 Jun Wed ハリラヤ プアサ(ラマダン明け祝日)
6 Jun Thu ハリラヤ プアサ(ラマダン明け祝日)
11 Aug Sun ハリラヤ ハジ (犠牲祭)
12 Aug Mon 振替休日
31 Aug Sat 独立記念日
1 Sep Sun アワル ムハラム (イスラム暦新年)
9 Sep Mon 国王誕生日
16 Sep Mon マレーシア・デー
27 Oct Sun ディパバリ
28 Oct Mon 振替休日
9 Nov Sat モハメッド誕生日
25 Dec Wed クリスマス

(8月20日スター)

ジョー・ロー父子を起訴

(マレーシア)8月24日朝、検察は、政府系ファンド「1MDB」をめぐる巨額の資金流用事件で、海外逃亡中で事件の「黒幕」とされる華人系マレーシア人の実業家ロー・テック・ジョー(通称ジョー・ロー)(37)、父親のロー・ホック・ペン(66)両容疑者をマネーロンダリング(資金洗浄)容疑で起訴した。マレーシア地元紙エッジ・ファイナンシャル・デーリー(電子版)が伝えた。
 起訴状(8件)によると、ジョー・ロー容疑者らは2013年12月から14年6月にかけ、2億6144万9960ドル(約290億円)の資金を受け取り、1億9600万ドル(約218億円)を不正に送金した。司法当局はこれらの資金が1MDBから流出したとみている。ロー父子は中国に潜伏中といわれる。
(8月25日スター、サン)

機内持ち込み荷物に注意を

(マレーシア)搭乗した航空機内に持ち込んだ荷物を危うく盗まれそうになった乗客が、機内での荷物盗難に警戒を、と呼びかけている。盗難被害を間一髪で免れたのは、8月15日にマレーシア航空のホーチミン・シティー(ベトナム)〜クアラルンプール便に搭乗したファイズ・モフタルさんだ。

パソコン入りバッグを取り戻す

 ファイズさんは18日に、座席の上にある荷物入れにノート型パソコン用バッグを入れておいたところ、ほかの乗客が自分の座席に持ち去った。しかし、その動きをファイズさんと一緒に搭乗していた旅行仲間が見てファイズさんに知らせたため、難を免れた。
 ファイズさんは旅行仲間とバッグを持ち去った乗客からバックを取り戻した。その際、乗客がバッグの中に入っていた外貨(ユーロと米ドル)を左手につかみ、ポケットに入れようとしていたように見えたという。その後、乗務員を呼んで対処を求めたが、ファイズさんが最も警戒していたのは、その乗客にパスポートを盗まれ、麻薬をバッグの中に入れられることだったと、顛末をオンライン交流サイト、フェイスブックに書き込んだ。

容疑者の身柄を引き渡す

 対処にあたったマレーシア航空の乗務員は、ベトナムの警察や警備担当者に連絡をとり、離陸前に容疑者の身柄を引き渡した。ファイズさんは、主任スチュワーデスのマズリンダさんが、ほかの乗客を落ち着かせたり、ベトナムに残って被害届の作成に協力するなど、冷静な対応をとったことに感謝と尊敬の念を表明。「まさに職業意識にあふれた対処だった」と称賛した。マズリンダさんら乗務員にとっても、実際にこうした機内での盗難事件に遭遇するのは初めての経験だった。
 ファイズさんは、中国や香港、ベトナムを行き来する便で機内での盗難を実行する「組織」が暗躍する事実を知らされたという。このたびの経験を踏まえ、「機内の持ち物に注意を払い、できれば団体で旅行した方がいい。犯罪者はビジネスクラスにさえ存在するかもしれないのだから」とフェイスブックにファイズさんは書き込んだ。

大きな反響

 ファイズさんのこの書き込みには「いいね」や反応7000件や2万件を超えるシェアがなどの反響が寄せられた。
 一方、マレーシア航空は乗務員が機内で荷物窃盗をしようとしていた乗客を取り押さえ、地元警察に被害届を出したことを明らかにした。同航空は「乗務員はこうした状況に対処するための訓練を受け、乗客のみなさんが安全かつ快適な旅をしていただけるよう備えている」としたうえで、貴重品は常に身に着けるなどの注意を払ってほしいと呼びかけている。
(8月18日スター)

「穴あけ強盗団」5人を起訴

(マレーシア)7月2日にケダ州スンガイペタニで逮捕された「穴あけ強盗団」と呼ばれるベトナム人グループ5人が、8月26日ジトラの裁判所で起訴された。
 5被告==▽Nguyen Van Hop、▽Ha Van Khanh、▽Pham Van Xuan、 ▽Nghiem Van Long 、▽Tran Xuan Thong==は全員20代だ。
 起訴状によると、5人はケダ州クバンパス地区にあるカワン・スーパーマケットに侵入し、金庫を破り現金1000リンギを奪った。公判は9月3日にスタートする。
 「穴あけ強盗団」は、州内で2017年から活動を開始し、これまで12件の金庫破り事件に関与したことがわかっている。
(8月16日スター)

総合物流PKTの株式を追加取得;商船三井

(マレーシア)商船三井(本社:東京都)は、8月21日、PKTロジスティックグループ <PKT Logistics Group Sdn. Bhd.>の普通株式14.27%を追加取得したと発表した。既取得分(20.86%)とあわせて35.13%を保有することになった。
 PKTは、フォワーディング、通関、倉庫、陸送、流通加工及び在庫・配送管理を含む総合物流サービスを提供する、マレーシア物流業界のリーディングカンパニーだ。
 PKTはセランゴール州シャーアラムに、先進的かつ環境に優しい物流センターOne Logistics Hub(倉庫面積:約55,000m2)を保有、運営している。さらに2014年には、ペナン州バトゥ・カワン工業団地に約285,000m2の用地を確保し、大規模物流センターOne Auto Hubを開発中だ。
 One Auto Hubは、同社の新たなフラッグシップ物流拠点であり、その第一弾となる最新鋭の倉庫施設、12 Waves Warehouse(倉庫面積:約60,000m2)も2017年5月に竣工。同地域に展開する自動車、および電機・電子製品製造業を中心とする様々な顧客の物流ニーズに応えている。
(8月21日商船三井)

両国関係の基本に変化はない;リー首相」

(シンガポール)リー・シェンロン首相は8月19日に開催されたナショナル・デー集会の演説で、シンガポールとマレーシアは親密さや歴史的、地理的、経済的に密接なつながりがあり、両国関係に変化はないと語った。
 首相はまた、両国が共通の課題に取り組み、利害関係に齟齬が生じた場合には相違点を解決するための建設的な方法を見出すため歩調を合わせて対処していく必要があると強調。「シンガポールとマレーシアとの関係が安定し密接であれば、我々は相互に協力し合い、自国の優先事項に集中することができる」と述べた。

政策の多くを見直し、変更

 リー首相は、マレーシアのマハティール首相率いる新政府が前政権が設定した政策の多くを見直し、変更決定したと指摘。「その理由を高く評価する」と述べる一方、マレーシア新政府の見直しがシンガポールとクアラルンプールを結ぶ高速鉄道(HSR)やジョホール州との間での運行が計画されている高速交通システムといった両国間で進行中のプロジェクトにも影響をおよぼしているとの見方を示した。

マレーシア側の動きをけん制

 マハティール首相率いる希望連盟は5月の総選挙で政権獲得後、HSRプロジェクトの延期に向け交渉していく姿勢を打ち出している。
 一方、リー首相は、両国は慎重な交渉を経てこの2つのプロジェクトを誠意をもって進めていくことで合意し、法的に拘束力のある二国間協定を締結したと指摘。「いずれかの当事者が契約を変更または終了する場合には、双方が条件を変えることに同意しない限り、両当事者は同意したことを実行しなければならない」と、マレーシア側の動きをけん制した。

水協定

 マハティール首相は、1962年に締結された水協定にも不満を表明している。この協定ではシンガポールにジョホール川から1日あたり最大2億5000万ガロンの水を汲みだす全面的かつ独占的な権利を付与している。
 マハティール首相は同協定はがマレーシアにとって好ましいものではないとして、再交渉を望んでいる。一方、シンガポールはその協定を全面的に尊重するとの立場を示し、マレーシアにも同様の姿勢をとるよう期待している。
 リー首相は、水協定に規定された条項に従って事業を進めていくというのがシンガポールの「明確かつ一貫した立場だ」と強調した。

良好な関係

 さらにリー首相は、シンガポールは長年にわたりマレーシアと良好な関係を築いているとしたうえで、マハティール新政権と深いパートナーシップを構築し、先を見据え、ともにさらなる進歩を遂げていくことができるだろうとの期待を表明した。
 リー首相はインドネシアとの関係についても触れ、ジョコ・ウィドド大統領との関係は良好で、10月にバリ島で開催される年次指導者会議にも出席し、さらにともに取り組む方法について話し合うつもりだ」と語った。
(8月19日チャンネル・ニュースアジア)