マハティール首相、カザナ会長に就任

(マレーシア)首相府は7月30日、財務省系投資会社カザナ・ナショナルの会社に同日付でマハティール首相が就任したと発表した。
 また、アズミン・アリ経済担当相、ハッサン・アリカン(Hassan Marican)、スクダブ・シン(Dr Sukhdave Singh)、ゴー・シンイン( Goh Ching Yin) の4氏が取締役に任命された。新社長はまだ決まっておらず、後日発表される予定だ。
 カザナの取締役9氏は7月26日に全員辞表を提出した。ただ、首相(会長)が9氏全員の辞表を受理したかどうかは不明。いずれにしろ、新社長と残る数名の取締役は近日中に発表となる。なお、カザナの会長には首相が就任し、取締役に大臣ひとりが就任することになっている。

4取締役の前歴

 新たにカザナの取締役についた4氏の前歴だが、ハッサン・アリカン氏は国営石油会社ペトロナスの前社長兼CEO、スクダブ・シン氏は中央銀行の全副総裁、ゴー・シンイン氏はシャングリラ・ホテルの社外取締役。
(7月29日スター、サン)

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「原因は特定できず」;MH370便失踪事件

(マレーシア)マレーシア政府は7月30日、2014年3月8日に南シナ海上空で消息を絶ったマレーシア航空・MH370便(乗員乗客239人)について、「原因を突き止めることはできなかった」とする調査報告書を発表した。
 調査団のコック・スーチョン団長はKLで記者会見し、「機体が見つかれば決定的な答えが得られよう。今回の報告書は最終的なものではない」と語った。
 報告書によると、記録上、機体やエンジンは規定通りに整備・点検が行われていた。パイロットら乗務員の健康状態にも問題は見つからなかった。その上で旅客機が通常のルートを外れて飛行し、その際、手動で操縦された可能性があると指摘している。
 機体に大きな欠陥はなかったとしたうえで報告書は、「十分な証拠がなく消息を絶った原因は特定できなかった。第三者による介入などいずれの可能性も除外できない」と結論づけている。
(7月29日スター、サン)

FELDA新長官にメガット氏

(マレーシア)メイバンクの会長をつとめたことのあるメガット・ザハルディン氏が、入植地や入植者の管理を担当する「連邦土地開発庁(Federal Land Development Authority 、FELDA」の新長官に任命されたことが、7月29日にわかった。
 マハティール政権は、政府系企業のトップの交代を進めており、FELDA長官の交代もその一環だ。前任のシャリル・サマド氏は2017年1月にFELDA長官に就任した。しかし、今年5月の総選挙でナジブ政権が倒れた関係で、ナジブ氏寄りと言われるシャリル氏の退任は確実とみられていた。
  
メガット氏の経歴

 メガット氏はマキシス・コミュニケーション社会長(2004〜07年)、 Etiqa Insurance & Takaful 社会長(2006〜09年)、天然ゴム局(MRB)長官(2009〜2010年)、メイバンク会長(2010〜2016年)などを歴任した。
 FELDA管理の入植地には下院(定数222議席)の52選挙区があり、大票田と言える。政府・与党がFELDAのトップに親政府派をつけたいのは当然といえよう。
(7月27日スター)

マハティール首相ら、ムヒディン氏と面会

(マレーシア)マハティール首相夫妻は7月29日、シンガポールの私立病院を訪れ、すい臓がんの腫瘍摘出手術を受けたムヒディン内相と面会した。首相夫妻のほか、ワン副首相やリム・グアンエン財務相も病気見舞いにシンガポールを訪れた。
 面会後、ワン副首相は、「ムヒディン氏はとても元気そうだ。回復が早い」とコメントした。ムヒディン内相は7月12日にすい臓がんの手術を受けた。内務省の発表では、ステージ1のがんで、手術は成功した。1カ月の療養後に復帰する見通しだ。その間、マハティール首相が内相を兼務する。
 ムヒディン氏は71歳、与党・ブミプトラ団結党(PPMB)の筆頭副総裁で、マハティール首相の側近である。
(7月29日チャンネルニュースアジア)

ネパール、労働者のマレーシア渡航を禁止

(マレーシア)ネパール政府がこのほど、自国労働者のマレーシア渡航禁止措置をとった。ネパール人労働者がマレーシアでの就労ビザ取得要件の一環として、民間企業の治安面および医療面での検査義務付けなど、入国に制限を課す条件をつけていることに不満を表明、無期限の渡航禁止措置をとるにいたった。

1社独占の弊害

 在マレーシア・ネパール大使館のサンマヤ・ラムテル労働担当官は、「マレーシア政府が民間企業1社に労働者雇用に必要な手続きを独占的に認めていることはネパール政府には理解しがたい。ほかの会社の参入を認めず、審査を独占することで労働者が高い経費を支払わなければならなくなっている」と主張する。
 また、警備員として働く外国人枠にマレーシアがネパールのグルカ兵(山岳民族から編成され英国などで採用されているエリート部隊)だけを求めていることに関しても、ネパールとマレーシア両国政府間で長年、論争が続いてきたという事情もある。
 ネパールでは2018年2月に政権交代が実現し、新政府がこの件に対して厳しい姿勢を打ち出したことも、労働者の渡航禁止の背景にある。

▼雇用が困難に

 ネパールにとってマレーシアは中東・湾岸諸国と並ぶ2大労働者送り出し国であり、マレーシアにとってもネパールはインドネシアに次ぐ主要な労働者供給国となっている。
 現在マレーシアでは、ネパール人労働者50万人以上が働いているとされる。このうち15万人が警備員として雇用され、ほかは建設業や製造業などに従事している。
 人材派遣業者によれば、ネパール政府が自国労働者の派遣を禁止したことでネパール人労働者の雇用が困難になっているという。

ベスティネット社

 外国人労働者がマレーシアに入国するうえで必要なバイオ・メディカル検査を独占的に実施しているのはベスティネット(Bestinet)社である。
 雇用コンサルタント会社のオーナー、チララ・カンナンさんは「ネパール政府は、外国人労働者にベスティネット社による検査を義務づけているマレーシア政府の方針に反対し、自国労働者のマレーシア渡航を禁止したため、マレーシアの雇用主はネパール人を雇用できなくなってしまった」と語る。「ベスティネットが医療検査を独占すべきではないというのがネパール政府の見解だ」とも。

評判がいい

 工場で約3000人の外国人労働者を雇用しているある雇用主は、「さらに1000人ほど外国人労働者が必要だが、バングラデシュやインドといった国の割り当て枠を使い切ってしまった。そこでまだ枠に余裕があるネパール人を雇用したいのだが、ネパール政府の禁止措置によりそれができなくなってしまった」と嘆く。
 またこの雇用主は、ネパール人労働者は労働倫理面において評判がいいことから、需要も高いと指摘した。

▼法外な料金は課していない

 一方、ベスティネットは、能力や医療設備に基づいて審査、選定した医療センターをネパール国内37ヵ所に設置し、バイオ・メディカル検査を実施している。その検査結果はマレーシアが課す条件に従って審査されるが、ベスティネットが徴収するのは政府に認定された100リンギのみという。
 同社は入国管理やビザなどに関するサービスを提供しておらず、労働者に法外な料金を課すようなことはしていないと主張。外国人労働者の雇用や管理に関する制度やサービス事業者を徹底的に見直す委員会を設置するとの意向を政府が打ち出したことを歓迎するとの立場を示している。

法外な料金との報道も

 6月にはバングラデシュ人労働者が、ダトゥ・スリの称号を持つマレーシア在住のバングラデシュ人ビジネスマンと関連のある雇用斡旋エージェントなどに法外な料金を支払いを強要されたとの報道もあった。
(7月28日スター)

「ペトロン・ステーション」に助けを求めて!

(マレーシア)フィリピンの石油元売り大手ペトロンがマレーシアで展開するガソリンスタンドチェーン「ペトロン・ステーション」(Petron stations)が、犯罪被害者の「駆け込み寺」になっている。
 7月18日、セラヤンのペトロン・ステーションでGTSP看板のお披露め式がおこなわれ、KL市警のザイヌディン副本部長とペトロン安全大使のキサラン・ジャッサルさんが出席した。
 GTSPは、 「安全地点に駆け込もう(Go To Safety Point (GTSP) 」の略称だ。2013年にスタートした安全プログラムで、 危ないと感じた住民にGTSPの看板を掲げた「ペトロン・ステーション」に駆け込み助けを求めるよう呼びかけている。
 ペトロンは、首都圏のガソリンスタンド10カ所にGTSPの看板を設置し、段階的に全国のすべての「ペトロン・ステーション」にGTSPの看板を掲げる計画だ。
(7月19日スター、サン)

フェラーリ炎上、灰に

(マレーシア)化粧品事業で成功した歌手兼俳優のアリフ・シュクリ・カマルザマン氏(30)の所有するフェラーリが7月27日、セランゴール州のケサス・ハイウェーで炎上した。
 「180万リンギ(約4860万円)もした愛車が灰になってしまった。がっかりした。けれど、どうしようもない。あとは警察に調べてもらうしかない」。
 自分の顔と炎上する愛車の動画をSNSに投稿したアリフ氏はこのようにコメントしている。
 燃えた車は、フェラーリ458イタリア(車名の458は4.5Lのエンジン排気量と8気筒エンジンを表す)。警察によると、運転していたのはオーストラリア人男性で、USJからサンウェー料金所方面に向かう途中、KM39.5付近で出火、炎上した。男性は逃げて無事だった。この男性とアリフさんの関係、なぜアリフさんのフェラーリを運転していたのか、出火原因などは不明。
(7月28日スター)