エルサレム首都認定、プトラジャヤで抗議集会

(マレーシア)米国のトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定した。この動きにイスラム教徒が大半を占めるマレーシアで12月22日、ナジブ首相も参加した大規模な抗議集会がKL近郊の行政都市プトラジャヤで開かれアメリカの対応を非難した。
 集会は、政府関係者、与党、イスラム系野党の全マレーシア・イスラム党(PAS)に加え200以上のイスラム系NGOが、イスラム教の金曜の集団礼拝に合わせて開いたもの。プトラ・スクエアにおよそ1万人が集った(主催者発表)。集会は正午から午後3時まで開かれたが、混乱はなかった。集会にはマハティール元首相も姿を見せた。

「団結を」

 集会ではプトラモスクでの礼拝の後、ナジブ首相がスピーチし、「トランプ大統領との関係は良好だが、イスラム教の神聖さを犠牲にはできない。われわれは団結すべきだ」と述べた。
(12月22日NST)

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過激派構成員20人を逮捕

(マレーシア)警察庁公安部テロ対策課は11月30日から12月15日にかけて、 ジョホール州などでイスラム過激派組織のメンバー20人(全員男)を逮捕した。フジ・ハルン警察庁長官が12月22日の記者会見で詳細を発表した。
 20人はマレーシア人(7)、フィリピン人(7)、インドネシア人(5)、アフリカ人(1)だ。まず、テロ対策課はジョホール州ポンティエンで、インドネシアの過激派組織「ジャマー・ アンシャルット・ダウラ(Jamaah Ansharut Daulah)」メンバーとみられるインドネシア人(24)を逮捕した。男は、シリア渡航の資金調達に来ていたという。
 ISの支援を受けている「ジャマー・ アンシャルット・ダウラ」は、2016年の首都ジャカルタでの銃撃事件など一連の攻撃を実施したとされる過激派組織だ。
 ついで12月1日、KLIAで2人目の男(46/元教員)が逮捕された。クチン出身の男は、アブサヤフに加わるべくフィリピン南部に潜入する計画を立てていた。
 他の過激派構成員は、KL近郊ケポン、サバ州サンダカン、ジョホール州マサイなどで逮捕された。
(12月22日スター)

コメの卸し大手・神明、シンガポールに合弁会社設立

(シンガポール) コメ卸最大手の神明(神戸市)は12月22日、シンガポールで現地企業と2018年1月に合弁会社を設立し、日本産を中心に食材を供給すると発表した。
 パートナーは各種食品、パン、菓子製品の製造・小売販売を手がけるシンガポールの大手企業、ブレッドトークの完全子会社であるTogether Inc. Pte.Ltd.だ。
 資本金300万シンガポールドルの合弁会社BTG-Shinmei Venture Pte Ltdは、「ブレッドトークグループ」に、原材料として北海道産の小麦や乳製品などを販売する。合弁会社にはブレッドトークの子会社が66%、神明が34%を出資する。
(12月22日神明)

ルソン島沖でフェリー転覆、5人死亡

(フィリピン)12月21日、フィリピンの北部ルソン島の沖合でフェリーが転覆し、22日朝までに252人が救助されたが、男女5人の死亡が確認された。フェリーには乗客・乗員あわせて257人が乗船していた。
 事故当時、現場海域は台風の影響で波が高くなっていて、大きな波が船を襲い、転覆沈没したという。
(12月22日チャンネルニュースアジア)

メルボルンで暴走事件、テロとは無関係

(オーストラリア)メルボルンで12月21日午後、乗用車が歩行者に突っ込み、13人が病院に搬送された。
 現地警察によると、21日午後、メルボルンのフリンダース・ストリートで白いSUV(スポーツタイプ多目的車)が歩道に突っ込み、歩行者20人近くを次々とはねた。幼児を含む13人が病院に搬送された。
 運転者1人の単独犯行で、別に逮捕された1人はナイフと大麻を所持していたが事件とは無関係と判断された。
 犯人は32歳のアフガニスタン系オーストラリア国籍の男で、犯行の動機を、「ムスリムが迫害されている」としているが、テロ組織とは無関係という。
(12月22日チャンネルニュースアジア)

深刻化するネット中毒に懸念:MCMC

(マレーシア/社会)マレーシアのインターネット中毒は警戒レベルに達していると、ジャイラニ・ジョハリ副通信・マルチメディア相がMCMCのインターネットユーザー実態調査結果をもとにして、12月15日に警告した。
 2010年から現時点まで、マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)が3フェーズに分けて実施するマレーシア国内インターネットユーザーの実態調査はマレーシア人のインターネット中毒の深刻さに強い懸念を示している。作業が完了した第1フェーズ調査には725人が回答し、その内の89%がインターネット中毒と判断された。更に回答者の60%が不安感の亢進、32%が深刻なうつ状態に苦しんでいることもわかった。実態調査は現在、第2フェーズの作業が進行中だ。

アクセス、4時間以上

 この他にもジョイラニ副通信・マルチメディア相は、マレーシアのネットユーザーが約2410万人で80%がソーシャルメディア使用を目的にウェブにアクセスし、一日あたりのウェブへのアクセス時間は平均して4時間を越えること。さらにインターネットのヘビーユーザーの76・1%の年齢層が20歳代から49歳までであることを明らかにした。
(12月16日 NST)

HSR、鉄道部分入札開始

(マレーシア)マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道(HSR)の計画について、車両やレールなど鉄道部分の入札が、12月20日から始まった。日本や中国などの間で受注競争が激しくなりそうだ。
 両国政府が出資する事業会社マレーシアのMyHSR公社とSG・HSRの発表では、車両やレールなど鉄道部分の入札を、20日から来年6月29日まで実施する。
 入札に参加する事業者は、車両の納入やレールの設置、それに通信や信号といった運行システムの整備などを担当する。入札説明会が1月23日にKLで開かれ、事業者を来年末までに選ぶ。

HSRとは

 2026年末までの開業を目指すHSRは、クアラルンプールとシンガポールの間(約350キロメートル/335キロメートルがマレーシア、15キロメートルがシンガポール側)を片道最速90分で結ぶ。
 マレーシア側に7駅、シンガポールに1駅の計8駅を建設する。始発はマレーシアのクアラルンプール(始発駅はバンダル・マレーシア)で、終点はシンガポールのジュロン・イーストとなる。
 総額600億リンギ(約1兆5000億円)とされる大型プロジェクトだけに、日本と中国をはじめとする国際受注競争が激烈化しそうだ。

■HSRの8駅
バンダル・マレーシア (Bandar malaysia)
プトラジャヤ (Putrajaya)
スレンバン (Seremban)
アイルケロー (Ayer Keroh)
ムアル (Muar)
バトゥ・パハ (Batu Pahat)
ヌサジャヤ (Nusajaya)
ジュロンイースト (Singapore)

(12月20日マレーシアンリザーブ、スター)