「曲線型ブリッジはいかん」;ジョホール州スルタン

(マレーシア)ジョホール州スルタンが最近、ジョホールバルとシンガポールを結ぶ地下鉄RTS(Rapid Transit System、高速鉄道システム)建設に注文をつけた。
 ジョホール海峡の上につくられる予定のブリッジについて、スルタンは、「実際的でなく、持続不可能、コストが高くなる上、ジョホール海峡のスカイラインが損なわれる」と不満を述べた。
 アブドラ・ラーマン・ダラン首相府相は8月8日、この件に言及し、できるだけ早くジョホール州スルタンに謁見し、じかにプロジェクトを説明し、スルタンの意見を聴くと語った。

ブリッジ建設で合意済み

 両国は当初、ジョホール水道部分を橋梁にするか海底トンネルにするかで協議中だった。しかし最終的にカーブ型ブリッジ(橋)にすることで2016年12月に合意ずみ。ジョホール州スルタンは直線形ブリッジが良いと主張している。
 また、今年7月31日第13回<マレーシア・シンガポール・イスカンダルマレーシア経済特区閣僚級合同委員会の会議がジョホールバルで開かれ、RTS建設の最終合意の調印を、今年12月までに実施することで合意した。
 アブドラ・ラーマン・ダラン首相府相とカウ・ブーンワン運輸相(シンガポール)が共同議長をつとめたこの会議で、両国は2024年にRTSの開通をめざすことで一致した。

RTSとは

 RTS建設計画は2010年にはじめて発表された。ジョホールバルのブキ・チャンガ(Bukit Changar)とシンガポール・ウッドランドノース駅を結ぶRTSの運営は、政府系交通インフラ大手マレーシアのプラサラナ(Prasarana)とシンガポールのSMRTの2社が設立する合弁会社が担当する。
 開通後のRTSの利用客数は、1時間に1万人(片道)前後と想定されている。RTS開通後は、両地間を運行中のKTMBのシャトル電車は運行を取りやめる。
(8月8日NST、東方日報)

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