世界遺産候補地に3カ所を選択

(マレーシア)マレーシア政府は、マレーシアの世界遺産候補地として3カ所を選んだ。7月9日、ペラ州レンゴンの開催された「レンゴン・カーニバル2017」(Lenggong Carnival 2017)開幕式でナズリ観光文化相が挨拶、以下の3カ所発表した。
■ロイヤルブルム州立公園(Royal Belum State Park)/ペラ州。
■クラン・ゲイツ珪岩峰( Quartz Ridge of Gombak)/セランゴール州。
■マレーシア森林研究所(Forest Research Institute of Malaysia)/セランゴール州。

 同相によると、観光省は暫定リストを作成し、ユネスコに送付した。世界遺産への登録を目指す場合、世界遺産候補地の暫定リストをつくりユネスコに送付し、関係機関による調査後に世界遺産委員会が審査、登録の可否を決定する。

リストアップされた3カ所

<クラン・ゲイツ珪岩峰>
クアラルンプールの北東を通り抜けるクラン・ゲイツ珪岩峰 (Klang Gates Quartz Ridge)は世界で最も長い地球のクォーツ隆起線の1つで、長さは16キロメートルに及ぶ。最大でのエリア(Bukit Lagong-Kanching-Klang Gates region)では200mの広さになる 。
 地殻変動で石灰岩の断層が地表に押し出される際に、熱水クオーツ(石英、水晶)も押し出され世界でも珍しいクオーツ峰が形成された。また、同エリア内の265の植物種中5つは固有の植物種だ。写真はhttp://selangorstatepark.blogspot.comから。

<マレーシア森林研究所>
 KL中心部から30分程のケポン(Kepong, Petaling Jaya 52109, Malaysia)に位置するFRIMは熱帯雨林の研究施設を含む自然公園で、園内ではサイクリングやトレッキングを楽しめる。熱帯雨林内の樹上に、地上30mの高さで作られた作られた吊り橋「キャノピーウォークウェイ」が人気。麓にはピクニックエリアもある。写真はhttp://www.visitkl.gov.myほかから。

<ロイヤルブルム州立公園>

 ロイヤルブルム州立公園はタイとの国境近くにあるペラ州の州立公園で人口湖のテメンゴー湖(Tasik Temenggor)を中心に広がる自然公園だ。写真はhttp://www.ipoh-city.comほから。

マレーシアの世界遺産

■マラッカ;登録年2008年
ヨーロッパとアジアを結ぶ貿易の中継点として繁栄。ポルトガル、オランダ、イギリスと ヨーロッパ列強の国々に支配された影響と、東西貿易の中継点として類稀な文化が形成された事が評価され、登録された。

■ジョージタウン(ペナン島):登録年2008年
18世紀後半よりイギリスの支配下となり、マラッカ同様錫貿易の中継点として重要な役割を果たしたのと 同時に、イギリス植民地の面影と多民族・多文化社会が残されている事が評価され、登録された。

■レンゴン渓谷の考古遺跡;登録年2012年
ペラ州州都・イポーより車で約2時間の場所にあるレンゴン渓谷は、マレーシア考古遺跡としてももっとも重要な遺跡の1つで、旧石器~鉄器時代の石器や陶器等が発見されている。また東南アジアで最古の完全な人骨(ペラ・マン)が発見されている。現在レンゴン考古学博物館ではこのペラ・マンを含む旧時代の石器等も展示中だ。

■キナバル公園;登録年2000年
東南アジア最高峰のキナバル山とその麓のキナバル公園には多種にわたる植物や鳥、昆虫などが生息し、それらの生態系が非常に貴重であることと、絶滅の恐れのある種の育成地として重要であることが評価され、登録された。

■グヌン・ムル国立公園;登録年2000年
キナバル公園同様多種にわたる動植物が生息し、それらの生態系の重要さと絶滅の恐れのある種の育成地であることのほか、類例をみない自然美が高く評価され登録された。
(7月9日スター)

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