中国の媽祖像、KLを「友好訪問」

(マレーシア)航海・漁業の守護神、媽祖(まそ)=Mazu=の彫像が7月1日、このほど、中国からマレーシアに運ばれた。
 連邦直轄区海南会館のC・Y・タン会長によると、広東省梅州の媽祖廟が企画した媽祖の東南アジアツアーの最初の訪問地がマレーシアとなった。中国・マレーシア文化交流プログラムのもと、KLの天后宮(Thean Hou Temple/てんごうきゅう)に一定期間安置され、一般に公開される。
 高さ1メートル80センチの媽祖像は媽祖を守る(いわば警備兵)彫像2体とともに7月1日、アモイから、廈門航空便でKLに輸送されたのだが、貨物扱いでは大変失礼ということで、3体とも何とビジネスクラスの座席に置かれた。これには乗り合わせた乗客もびっくりだったとか。
 媽祖像はマレーシアのあと、海のシルクロード上にある東南アジア各国を訪問する予定だ。海のシルクロードは東アジアとヨーロッパをむすぶ海上の交易路。中国の華南地方から出航して、南シナ海、インド洋をへ、ペルシャ湾ないし紅海をとおって地中海までつながっていたとされる。
 后宮は、海南人が建てた廟で、東南アジア最大の媽祖廟のひとつ。1989年9月3日に完成・オープンした。天后宮についてはkuala-lumpur.attractionsinmalaysia.com/Thean-Hou-temple.phpが詳しい。

媽祖とは

 航海・漁業の守護神として、中国沿海部を中心に信仰を集める道教の女神。尊号としては、則天武后と同じ天后が付せられ、もっとも地位の高い神ともされる。その他には天妃、天上聖母、娘媽がある。台湾・福建省・潮州で特に強い信仰を集め、日本でもオトタチバナヒメ信仰と混淆しつつ広まった。親しみをこめて媽祖婆・阿媽などと呼ぶ場合もある。
 媽祖は宋代に実在した官吏の娘、黙娘が神となったものであるとされている。黙娘は建隆元年(960年)、福建省興化府の官吏林愿の7女として生まれた。幼少の頃から才気煥発で信仰心も篤かったが、16歳の頃に神通力を得て村人の病を治すなどの奇跡を起こし「通賢霊女」と呼ばれ崇められた。しかし28歳の時に父が海難に遭い行方知れずとなる。これに悲嘆した黙娘は旅立ち、その後、峨嵋山の山頂で仙人に誘われ神となったという伝承が伝わっている。
(7月5日NST)

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