最重要指名手配18人の写真を公開

(マレーシア)サバ東部保全司令部(Esscom)は6月22日、サバ東部セキュリティーゾーン(Esszone)で犯罪に関わったとみられる最重要指名手配犯18容疑者の顔写真を公開した。
 ワン・アブドル司令官によると、これら18人は昨年Esszoneで起きた犯罪に関わった者たちだ。フィリピン南部を拠点にしているイスラム過激派アブサヤフの幹部イスノロン・ハピロン(Isnilon Hapilon)、マラウイシティーの一部を占拠して国軍と交戦中の過激派マウテ・グループの指導者アブダラ・マウテ( Abdullah Maute)も18人の中に含まれている。

Esszoneに出入の可能性

 これら18人は、漁師になりすまして、Esszoneに出入りしている可能性が大きい。司令部は18人に関する情報を持っている人に Esscom指令センター( Esscom operation centre/089-863181、 0138803585、019-230 5909)か最寄りの警察署に連絡するよう呼びかけている。

■指名手配の18人
★snilon Hapilon
★ Abdullah Maute
★ Hatib Hajan(又の名Sawadjan)
★Alden Badge(又の名Sayning)
★Apo Mike(又の名Majan Sahidjuan)
★Marajan Asiri
★ Indang Susukan
★Raden Abuh
★Halipah Ibrahim
★Salvador Muktadil(又の名Badong)
★Ben Yadah(又の名Ben Tattoh)
★Arrah Saminddih
★ Boy Intel
★Berham Luthien(又の名Vietnam)
★Sabri Madrasul(又の名Salip Jul)
★Las Pangit
★Sangbas
★Salip Mura

セキュリティーゾーンを設置

 マレーシア政府は、サバ州東海岸(サバ州北部クダ地方からインドネシア国境近くのタワウ地区までの範囲)地域をサバ州東部セキュリティーゾーンとし、ESSCOMが保安部隊の活動の調整及び指示にあたっている。地域内のリゾート施設を持つ島々には、保安部隊が駐留。夜間航行禁止令(東海岸沖合3海里海域における夜7時から朝5時まで施行)が、ESSCOMにより制定され実施されている。
(6月22日NST)

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