テロの脅威、「最高レベルに」

(シンガポール)シンガポール内務省(MHA)は6月1日「シンガポールテロ脅威評価報告書2017(Singapore Terrorism Threat Assessment Report =STTAR=2017)」を発表し、その中で「シンガポールにおけるテロ攻撃の脅威が最高レベルに達している」と指摘した。同報告書はこれが第1号だ。
 MHAのスポースクスマンはSTTARを、「STTARを熟読し、シンガポール人がシンガポールにおけるテロの脅威が現実のものであることを認識し、政府とともにこれに備えるよう望む」とコメントした。MHAは、今後も必要に応じて、テロ脅威評価報告書を随時発表し、国民に注意を促して行くという。
   
有志連合の仲間と・・・・

 シンガポールは対イスラム国(IS)、有志連合に参加しているとして、ISから主要なターゲットとされ、アラビア語のオンライン誌は昨年10月、欧米諸国寄りのシンガポールの2カ所をテロのターゲットに挙げた。
 シンガポールの英字紙ストレートタイムズは「標的とされた2カ所はシンガポール取引所(SGX)と港湾」と報じた。
 2015年9月と2016年5月にも、ISはシンガポールを有志連合に加わっていると名指しで非難している。

昨年は2回のテロ未遂

 STTAR2017は、昨年はシンガポールを狙ったテロ攻撃未遂事件が2件あったと報告している。ひとつめは昨年前半に発覚したが、MHAは詳細を明らかにしていない。
 2つめは、インドネシア領バタム島からマリーナ・ベイ・サンズへの攻撃計画である。これは、リー首相が昨年8月の恒例のナショナルデーラリー(独立記念日パレードのあとで8月中に開催される政治集会)で明らかにした。

一匹オオカミ的テロ分子

 STTAR2017は、「以前はテロの脅威は「アルカイダ」と「ジェマーイスラミアン」を支持する組織からのものだった。しかし最近は「イスラム国」のプロパガンダから影響を受けた個人がテロを決行する危険が高まっている」と指摘している。
 MHAによると、2015年以降これまでの2年半に、過激な思想に染まったシンガポール人14人を国内安全法(治安維持法)を適用して拘束した。2007年~2014年の8年間に拘束したシンガポール人は11人だった。この比較から、過激な思想に染まるシンガポール人が急速に増えていることが伺える。
 こうしたことから、内務省はレポートの中で、シンガポールへのテロの脅威は非常に深刻なもので、組織的なテロの脅威は残っているが、現在の最大の懸念は単独犯によるテロだとしている。
 「政府・内務省は常にテロに警戒し、備えている。シンガポール人ひとりひとりが警戒感をもち、テロ防止に協力することも大重要だ」(MHA)。
(6月1日チャンネルニュースアジア)

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