「外為取引で150~300億リンギの損失」

(マレーシア)中央銀行バンク・ネガラ(BNM)が1990年代の外為取引で巨額の損失を出した件について、政府が設置した調査チームが関係者から聞き取り調査を進めている。アンワル元副首相兼財務相は、野党の人民公正党(PKR)の4月26日付けステートメントで4月20日に聞き取りに応じたむね明らかにした。
 同氏は、BNMが1990年代の外為取引による損失額が最終的に150億~300億リンギ(約3750億~7500億円)に達したと承知していると述べた。調査チームは6月に政府に最終報告書を提出する予定。以下がステートメントの要旨だ。

「手を引くよう中銀に指示」

■1991年から1998年まで財務相だったので、調査チームの聞き取りに協力した。
■外為取引の責任者はBNMのノル・モハメド総裁補と、ジャファ・フセイン総裁(当時)だった。損失が出た90年代の外為取引について、ノル氏はジャファ氏に適切な報告書を提出しなかった。私(アンワル氏)はジャファ氏の説明を信じる。
■財務相就任時にザイン財務省事務次官から、BNMによる外為取引関与に、1989年から米連邦準備制度やイングランド銀行(英国中銀)、国際通貨基金(IMF)が懸念を抱いているとの報告を受けた。しかし、ジャファ総裁は、リンギを支えるための通貨政策だと説明し、外為取引への関与を否定した。
1991年~1992年に外国メディアの報道でBNMによる外為取引関与と損失計上が明らかになり、私は取引から手を引くよう中銀に指示した。しかし、取引は1993年まで続き、損失は推定90億~100億リンギに達したと聞いた。1994年にアーマド・ドン氏が総裁に就任し、外為取引は停止された。
(5月1日スター)

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