「主権喪失」を否定、首相がマラッカ・ゲートウェイに言及

(マレーシア)ナジブ首相は4月21日マラッカで州政府主催の定例集会に出席、集まった公務員1万人を前にスピーチした。
 首相は、特にマレーシアと中国が共同開発するメガプロジェクト[マラッカ・ゲートウェイ]に言及し、このプロジェクトはマレーシアの主権喪失を意味しないと強調した。

主権はマレーシアにある

 ~[マラッカ・ゲートウェイ]は、マレーシアの国土で進められるプロジェクトであり、マレーシア企業が主管する開発計画だ。主権はマレーシアにある。マハティール元首相は、(このプロジェクトは)マレーシアの主権を奪うもので、国の債務が増えると批判している。
 外資による投資で、いつ我が国が主権を失っただろうか? 外資の投資はコントロール可能で、主権喪失はありえない。まして、[マラッカ・ゲートウェイ]は現有の陸地(マレーシア国土)ではなく、埋め立て地を開発するのだ。ドバイを見よ。砂漠に強大な都市をつくったではないか。マラッカ、マレーシアが同じようなことができないだろうか。できるのである~。

政府への忠誠心についても言及

 ナジブ首相はこのほか、公務員の民選政府に対する忠誠心の重要性について、以下のように述べた。
 ~歴史に学ばなければならない。マラッカ王朝はなぜ滅亡したのか。それは、行政に関わる官僚・公務員が、リーダーに忠誠心をもたず、リーダー・政府と手を携えて統治しなかったからだ。忠誠心は、公務員にとって最も必要なもので、民選政府に忠誠を誓うことが重要である~。

[マラッカ・ゲートウェイ]とは

 2016年9月1日、マレーシア・KAJD社と中国電建集団国際工程有限公司がマラッカ・ゲートウェイ共同投資契約に関する覚書を取り交わした。[マラッカ・ゲートウェイ]は、マレーシア政府が進める国家プロジェクト、経済改革プログラム(ETP)の一環となる計画でもある。
 大規模埋め立てで造成する3つの人工島と既存のカレー島を使って新たに巨大港湾を建設するほか、観光施設、商業施設、住宅などの建設を含む複合開発プロジェクトだ。2025年の完成後には、年間およそ250万人の観光客、4万5000件の雇用、さらには、マラッカにおける貿易経済の活性化などが見込まれる。
 港湾は、マレーシア最大の港湾であるクラン港の第3のターミナルとして活用される予定で、2019年の完成が予定されている。完成すれば、マラッカ海峡最大の貿易港となる。
(4月21日東方日報、スター)

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