北朝鮮で足止めの9人が帰国

(マレーシア)ナジブ首相は3月30日、2月にKLIA2で殺害された金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏の遺体を北朝鮮政府に引き渡すと発表した。また、北朝鮮政府から出国禁止措置を受けていたマレーシア人9人が帰国の途についたと、声明で発表した。

31日朝に帰国

 3月30日午後7時45分にマレーシア大使館館員とその家族9人は平壌をマレーシア政府が派遣したビジネスジェットに搭乗して出発。31日午前5時3分にKLIAに到着し、アニファ外相らの出迎えを受けた。
 両国の交渉は難航していたが、最終的に合意に至っり、互いの国民の出国禁止措置を解除した。 

遺体は北朝鮮へ

 30日夜、正男氏の遺体が納められた棺とともに事件の重要参考人である北朝鮮大使館の二等書記官ヒョン・クァンソン氏らが、帰国のためマレーシアを出国した。マレーシア政府は遺体引き渡しの理由を、検視が終了したこと、家族の要望があったことをあげている。
 遺体の身元について、マレーシア政府は、金正男氏と確認していた。しかし、共同声明では双方ともに、その名前には言及せず、遺体を金正男氏と認めないとする北朝鮮側の主張に譲歩した形となっている。
(3月30日東方日報、NST、スター)

増賄未遂容疑の実業家が出頭!

(マレーシア)「タンスリ勲章をある人物に授与してくだされば、お礼に200万リンギ(約5000万円)を差し上げます」。
 ジョホール州スルタンに対して、このように申し出たマレーシア華人実業家が3月30日、KLの汚職防止委員会(MACC) 本部に出頭した。
 先週、スルタン・イブラヒム・スルタン・イスカンダル陛下は「勲章ほしさに、賄賂(200万リンギ)を私に提示した者がいた。まことにけしからん」と述べた。
 これを受け、MACC高官がKL市内のホテルでスルタンと面会し、問題の人物の氏名を聞き、事情説明を受けた。そして30日に早々に出頭するよう呼びかけ、それから6時間もたっていない午後5時に本人がMACCに出頭した。
 MACCはこの人物の氏名を発表していないが、50代の華人実業家でタンスリ勲章を持っているという。

マレーシアの勲章

 マレーシアの勲章はいろいろあるが、上位の勲章でないと、称号はつかない。授与される称号としてはTunが最上位。以下、Tan Sri、Dato’ Seri / Datuk Seri、Dato’ / Datukの順となっている。
(3月30日サン)

救出された3人が首相と面会

(マレーシア)フィリピン南部諸島を拠点にしているイスラム過激派アブサヤフにマレーシア人3人が昨年7月18日に拉致され人質にされた。3人は今年3月26日にフィリピン国軍により救出され、家族と共に30日午前、首相官邸に招かれてナジブ首相と会い、救出に努力してくれた政府にお礼を述べた。
 3人は、ジュマディル・ラヒムさん(24)、ファンディ・バクランさん(27)、リジュアン・イスマイルさん(33)の3人だ。
 面会には、内外で救援活動中のマレーシアのボランティア団体「ケラブ・プテラ・1マレーシア(Kelab Putera 1Malaysia)」のアブドル・アジーズ・ラヒム理事長が同席した。
 3人は、フィリピン南部諸島を拠点にしているイスラム過激派アブサヤフに昨年7月18日に拉致された土砂運搬船「セルンヅゥン3(Serundung3)」 の船員5人の一部だ。

残る2人は既に救出

 残る2人、ラヒム・スッマスさん(62)とタユディン・アンジュトさん(45)
は一足早く23日未明に救出された。関係筋によると、ナジブ首相夫妻が27日に2人と会い、人質生活などについて話を聞いたという。
(3月30日サン)

「住宅は購入より借りて」;第2財務相

(マレーシア)ジョハリ・アブドル・ガニ第2財務相は3月30日、財務省で開かれた「2050年国家改革( Transformasi Negara 2050 、TN50)」に関するダイアログに出席し、出席者と意見を交換した。
 席上、同相は、多額の長期ローンを組んで家を購入するよりも賃貸を選択するようアドバイスした。
 「英国や豪州に行けばわかるが、あちらでは十分なお金が貯まるまで住宅は買わずに借りるのが一般的だ。一生返済を続けるような生活は好ましくない。20から30年も住宅乗用車、留学費用の返済に追われるようではたまらない。開発業者が住み心地の良い、また安く借りられる賃貸住宅をたくさん建てるよう望む」。
 「政府は公共交通機関の拡充につとめ、MRTやMRT2およびLRT等の建設、路線延長を進めている。10年から15年後にこれらのプロジェクトが完成すれば、通勤用車両の購入は必要なくなる。若い世代は、そうした生活の変化を考慮し、よく考えてお金を使うようにすべきだ」。

TN50とは
  
 TN50は昨年10月、ナジブ首相兼財務相が2017年予算演説の中で発表した新ビジョンだ。
 TN50は、マレーシアが2050年までに世界の先進国トップ20入りを果たすことを目標とする。各界、各世代、各民族のあらゆる人々から意見を聞き、知恵を集め、TN50の目標実現のための計画案を練るとしている。
 TN50は、30年に及ぶ<ビジョン2020>(2020年までに先進国の仲間入りを果たす事が目標)終了後の30年間の努力目標である。
 予算案演説の中で首相は、「政府は新たな国家の方向性を策定するために全国的な対話集会を開催していく。全国対話集会を通じて全民族から、意見を聞く。対話集会は若い世代からスタートさせたい」と述べた。

第一弾は今年1月19日に開催

 その第一弾(ダイアログ)が今年1月19日に開催されたマラヤ大学で開かれた。首相は、「1991年にスタートしたビジョン2020は政府が(上から)定めたが、TN50は下から、国民の総意で作り上げられる計画である」とマラヤ大学で述べた。
(3月30日サン)

泥棒にリンチ、殺人の4人を逮捕

(マレーシア)村の民家で空き巣をはたらいた男(30代)が村人からリンチを受け死亡する事件が、3月26日ペラ州であった。
 警察の発表では、ペラ州クアラカンサーに近いルボック・メルバウ地区のカンポン・クバン・パンジャンで26日未明、泥棒が住民に発見されてリンチを受けた。泥棒は病院に搬送されたが死亡した。 警察は19~74歳の4人を逮捕した。殺人罪で起訴される見通しだ。
 警察は、たとえ犯罪者であっても、リンチは違法行為であり、法に照らして処罰すると警告している。
(3月29日スター)

オランデ大統領、マレーシアを公式訪問

(マレーシア)フランスのオランデ大統領が3月27日・28日の2日間マレーシアを公式訪問した。
大統領は、国会ビル前での歓迎式典に出席した。ムハンマド5世国王、ナジブ首相、閣僚らが出迎えた。
首脳会談後の共同記者会見で、オランデ大統領は「マレーシアは次期戦闘機の選定中だ。我が国のラファール戦闘機をぜひ選んでほしい」と語った。
ナジブ首相も、「購入する可能性について探っている。ラファール戦闘機は購入した国で、素晴らしい実績を残しているようだ。有力機種のひとつだ」と語った。

プロトンとの提携にも言及

昨年来、マレーシアの自動車メーカー、プロトンが提携相手を模索している。この動きに「プジョー」や「シトロエン」を擁するフランスのPSAを含む少なくとも3社が関心を示しているとの報道があった。ナジブ首相は28日、オランデ大統領との会談後の共同記者会見で、「プロトンとPSAは真剣に交渉中だが、結論はまだ出ていない」と語った。
ムスタパ通産相によると、マレーシアに進出しているフランス系企業はおよそ270社。投資額は150億リンギに達しており、マレーシアで6万人を雇用している。オランデ大統領は、28日夜、次の訪問国インドネシアの首都ジャカルタに向かった。
(3月28日NST)

ナジブ首相、30日からインド訪問

(マレーシア)ナジブ首相は、3月30日から4月4日までの4日間、モディ首相の招きを受け。インドを公式訪問する。
 首相は、チェンナイ(南インドの東側 コロマンデル海岸沿いの、ベンガル湾に面するタミル・ナードゥ州の州都)とニューデリー、ジャイプール(デリーの南西約260kmに位置し、ラージャスターン州の州都)を訪れる予定。
ナジブ首相のインド訪問は、首相としてはこれが3度目となる。
(3月28日東方日報)