マレーシア、バトゥプテ島の領有権で再審請求

(マレーシア)アパンディ・アリ検事総長が2月2日、新事実の発見があったとしてバトゥプテ島(Pulau Batu Puteh)(シンガポール名:ペドラ・ブランカ島(Pedra Branca)の領有権の帰属に関する判決の再審請求をヘーグの国際司法裁判所 (ICJ)に提出した。5日にベルナマ通信が報じた。
 新事実(文書)は、2016年8月4日~2017年1月30日の期間に、国立公文書局で見つかったという。なお、シンガポール側は提出された文書を検討すると発表した。

2008年の判決

 オランダ・ハーグの国際司法裁判所(International Court of Justice、IJC)は2008年5月23日、シンガポールとマレーシアが領有権を争っていたペドラ・ブランカ島について、シンガポールに帰属するとの判断を下し、28年間にわたる論争に終止符を打った。

領有権問題

 ペドラ・ブランカ島は、マレー半島南部ジョホールの7.7カイリ沖、南シナ海から半島東岸に沿ってシンガポール海峡に入る位置にある花こう岩性の無人島だ。
 面積はサッカー場の半分ほどと小さいが、その位置から戦略的に重要な意味を持ち、領海問題にも影響を及ぼすとみなされてきた。
 ペドラ・ブランカ島の領有権はそもそもマレーシア側が主張していた。しかし、シンガポール側は130年前から同島のホースバー灯台(Horsburgh Lighthouse)を管理しており、それに対してマレーシアは何の申し立てもしていなかったことから、暗黙のうちに領有権がシンガポールに移転していたと反論していた。
 IJCは、1980年までにペドラ・ブランカ島の領有権はシンガポールに移転されていたとみなし、同国に帰属すると判断した。

第61条にもとづき再審を請求

 マレーシアの再審請求は、国際司法裁判所規定第61条に基づく動きだ。
 <判決の再審の請求は、決定的要素となる性質をもつ事実で判決があった時に裁判所及び再審請求当事者に知られていなかったものの発見を理由とする場合に限り、行うことができる。但し、その事実を知らなかったことが過失によらなかった場合に限る。
 再審の手続は、新事実の存在を確認し、この新事実が事件を再審に付すべき性質をもつものであることを認め、且つ、請求がこの理由から許すべきものであることを言い渡す裁判所の判決によって開始する。
 裁判所は、再審の手続を許す前に、原判決の条項に予め従うべきことを命ずることができる。 再審の請求は、新事実の発見の時から遅くとも六カ月以内に実行されなければならない。判決の日から十年を経過した後は、いかなる再審の請求も認められない>。
(2月5日ベルナマ)

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