オラン・アスリが裁判に勝訴

(マレーシア)ペラ州イポー高裁は12月22日、資金を不正流用したとしてかつての弁護士を相手取って信託基金の返還を求めていた先住民オラン・アスリ原告団の訴えを認め、被告側に3700万リンギ支払いを命じる判決を下した。
 高裁はさらに500万リンギの損害賠償と裁判費用100万リンギを支払うよう被告に命じた。

返還を求め訴訟

 ジョホール州コタ・ティンギの3つの村に住むジャクン人78名は、リングイ・バレー・オラン・アスリ信託基金の管理を任されていたカナワギ弁護士とその息子、首長2人、カナ法律事務所が信託基金を不正流用したとして2009年に基金の返還を求める訴訟を起こしていた。

ジョホールバル地裁でも勝訴

 ジョホールバル地裁は2000年6月に、リングイ・ダム建設のためジョホール州政府が用地を取得したコタ・ティンギの3つの村の先住民52人に対する補償として3855万4111リンギ強を支払うよう州政府に命じた。
 地裁はこのうち2200万リンギを信託基金に入金し、残りを弁護士費用を差し引いて先住民に渡すよう法律事務所に指示した。

知らずにいた

 しかし、地域住民はこの判決の詳細を知らされずにいた。それに気づいた住民らは弁護士協会に訴えた後に2006年に訴訟に踏み切った。
 その後の調査でカナワギ弁護士は、州政府からの補償金の一部を自分の名義でクアラルンプールにアパート27戸を購入する資金に流用、その賃貸料を投入して息子の名義でさらにアパート30戸を購入した。高裁はこのうち57戸を信託基金に引き渡すよう命じた。
(12月22日サン)

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