「中国から70万人が移住」 を否定

(マレーシア)先月下旬、マハティール元首相は「政府は、ジョホールの『フォレスト・シティー』に中国から70万人を移住させ、彼らにマレーシア国籍を与えるつもりだ」と驚くべき発言をした。
 12月11日、ザヒド副首相がこの元首相発言について、「内務省はそのようなことは絶対、絶対にしない」と以下のように述べた。
 ~~(元首相が首相だった当時の)内務省についてはわからない。しかし、現在の内務省はそのような施策を実施したことはなく、今後もありえないと保証する。
 前回総選挙の際も、バングラデシュ人40万人を与党に投票させるためマレーシアに移住させたといった批判があった。言語道断な告発だったが、一部の国民はそれを信じた。ウソなのに事実のように受け取られた。ウソはウソと国民が見破れるように、我々が努力しなければならない~~。

カレド州首相も反論

 一方、ジョホール州のカレド州首相は12月4日にすでに反論を展開して、以下のように語った。
 「プロジェクトは完成に30年かかる長期計画で、30年後には外国人70万人の居住を見込んでいる。しかし、70万人全てが中国人になるとは限らない。元首相はジョホール州の発展を望んでいないようだ」。

元首相発言の経緯

11月26日マラッカ州アヤ・ケロで催された野党マレーシア・ブミプトラ団結党(PPBM)主催の座談会の席上、PPBMのマハティール議長(元首相)は、「ジョホールの『フォレスト・シティー』に中国から70万人が移住し、マレーシアの国籍を取得するとの話が聞こえて来ている。それも次期総選挙で与党連合に投票させるためにだ」と、政府を批判した。さらに元首相は、以下のように続けた。
 「ナジブ首相は先頃訪中した際に、東海岸鉄道建設計画などについて中国側と協議した。70万人移住プランも話し合ったに違いない。その周辺エリアで付随する開発でもっと多くの外国人が移り住むだろう。 
 そうなれば、150万人規模の外国人居住区が出現し、そこはもはやマレーシアの一部とは言えない。政府は統治できなくなり、シンガポールが離脱したような状況が出てくるかもしれない」。
  
「フォレスト・シティー」とは

 今年3月に起工式が開催されたジョホールの人工島開発プロジェクト「フォレスト・シティー」は、イスカンダル計画の中でも最大規模のプロジェクトだ。
 同プロジェクトは、中国の不動産開発業者カントリー・ガーデン・ホールディングスとジョホール州政府子会社クンプラン・プラサラナ・ラクヤット・ジョホールによる合弁会社カントリー・ガーデン・パシフィックビュー(CCPV)が手がける。
 ジョホール州南部の海域(ジョホールバルとシンガポールを繋ぐセカンドリンク付近)を埋め立て、4つの人工島を造成する「フォレスト・シティー」プロジェクトは開発期間30年、総開発額6000億リンギにおよぶ大型プロジェクトだ。
(12月7日NST)

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