「政府転覆を企図する団体がある」

(マレーシア)統一マレー国民組織(UMNO)定期党大会の最終日12月3日総括演説の中でザヒド副総裁(副首相兼内相)は、政府転覆を企図するおそれのある団体を捜査する特別捜査チームを設置すると発表した。
 特捜班は、連邦警察、汚職防止委員会(MACC)、中央銀行バンク・ネガラ (BNM) 、検察庁 (AGC)の代表で編成する。

非暴力革命を警戒

 「マレーシアで非暴力革命を推し進めようとしている団体は、アメリカの政治学者ジーン・シャープの思想の影響を受けている。特捜班は証拠を見つけ次第、「危険な団体」に対して必要な措置をとる」(同副総裁)。

5団体を名指し

 ザヒド副総裁は、以下の団体が非暴力革命論の影響を受けていると指摘した。
★クリーンな選挙実現をめざすとする非政府組織ベルシ(Bersih))
★人権団体「マレーシア人民の声」(Suaram) 
★マレーシア弁護士会(Bar Council)
★オンラインニュースポータルマレーシアキニ(Malaysiakini Dot Com)
★イギリス人ジャーナリストが主宰するウェブサイト「 サラワク・レポート」(Sarawak Report )。

ジーン・シャープとは

 1928年生まれのアメリカの政治学者で、マサチューセッツ大学の名誉教授であり、現在はボストンのアインシュタイン研究所の上級研究員。著書の「独裁体制から民主主義へ」は、世界中で広く読まれており、非暴力による民主主義革命の理論的支柱になっている。
 ジーン・シャープは「独裁勢力は、民衆が政権を受け入れ、降伏し、従順することにより成り立っていると述べ、「抗議行動、説得、非協力、干渉などにより独裁勢力を倒すことができる」と述べている。
 「自分の考えは、マハトマ・ガンジーの影響を受けている」というシャープは「非暴力抵抗運動の父」と呼ばれている。シャープは、2009年と2012年に、ノーベル平和賞候補者となった。
(12月4日スター、NST)

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