「除名処分もありうる」; UMNO幹事長

(マレーシア)党・統一マレー国民組織(UMNO)のアドナン幹事長は2月27日、最高評議会が26日にムヒディン筆頭副総裁を職務停止としたことについて、「党にダメージを与える(批判的)言動を続けるならば、除名処分もありうる」とコメントした。
 「ムヒディン氏の職務停止に関する通知をすでに党規律委員会に出している。最高評議会はムディン氏を除名にしなかったが、今後も破壊的言動を続ければ、党規律委員会が決める事だが、除名処分もありうる」(同幹事長)。
(2月28日スター)

「非民主主義的な決定」;ムヒディン氏

(マレーシア)「マレーシアに独裁体制ができつつある。釈明をさせる機会を与えず、いきなり職務停止処分を私に通知してきた。一般党員でもこのような乱暴な仕打ちは受けない。私は党員から選ばれた筆頭副総裁である。なのに、党憲章・党規定を無視した処分に非常に驚いている。これは民主主義的手続きを踏んでいるとは言えず、納得がいかない。だが、アピール(上訴)する考えはない」。
 UMNOのNO2、ムヒディン筆頭副総裁は2月27日、自身のフェイスブック上でこのように述べた。
 同氏はさらに、「6年間、NO2として総裁を助けて来た。いくたびかの補選で党候補が当選し、総裁はそのポストに座り続ける事ができたのだ。 私はそのために困難な仕事を遂行してきた」と続けている。
 また、ムヒディン氏は、「首相と夫人の過ちについて悲嘆し、これを諌めるよう多数の党幹部から求められた。私はひとりでは難しいので、団結して行動を起こそうと説得したが受け入れられず、うやむやとなった。UMNO幹部は、もはや是非をはっきりさせる事ができなくなっている。」とも 明らかにした。
(2月28日スター)

「UMNOは変質した」;マ元首相

(マレーシア)「UMNOはもはや皆が知るUMNOではなくなった。UMNOは変質し、ナジブ首相の党になりかわった。ムヒディンは党から放逐さ れたのではなく、ナジブ党から放逐されたのだ。ナジブは党憲章を尊重せず、ただただ保身につとめ、首相の座にしがみついているだけである」。
  2月26日、伊勢丹KLCCで開催された愛媛県物産展(3月9日まで開催 中)開幕式に出席したマハティール元首相は、メディアからムヒディン党筆頭副総裁が職務停止処分を受けたことについてコメントを求められ、このように語った。
 元首相はまた、ニュースサイト「マレーシアン・インサイダー」が当局により遮断されたことについては、「真相を隠そうとする行動で、サイトの閲覧で国民が真相を知る事を恐れてのことだ」とコメントした。
(2月28日東方日報、スター)

ナジブ首相、「独裁政権ではない」

(マレーシア)ナジブ首相は2月27日、「マレーシア政府は独裁政府などではなく、議会制民主主義を重んじる政府である」と語った。
 UMNO最高評議会が26日にムヒディン等筆頭副総裁の職務停止処分にした事についてムヒディン氏本人とマハティール元首相がフェイ スブック上で「独裁体制ができつつある」と批判したことを受けての首相からの反論だ。
 「マレーシアにとって、政治的安定を維持する事が大事だ。与党連合政権はそれを保証する。国際金融機関がマレーシアに高い信用格付けをしている。IMFもマレーシアを高く評価し、信用格付け機関フィッチはA-にしている。国の運営をうまくやっていないとは誰も言えない』(ナジブ首相)。
(2月27日スター)

「伊勢丹KLCC」愛媛フェア開催中

(マレーシア)2月26日、 伊勢丹KLCCで愛媛フェア開幕式が催され、マハティール元首相夫妻が出席した。
 2014年、2015年に続きマレーシアをおとずれた中村時広・愛媛県知事が県産かんきつをPRした。県産かんきつの輸出に取り組むえひめ愛フード推進機構(会長・中村知事)はマレーシアを重要輸出国に位置付けている。22社が出展・販売している愛媛フェアは3月9日まで開催中。
(2月28日スター)

ムヒディン筆頭副総裁を職務停止に

(マレーシア)ナジブ首相が党総裁をつとめる与党・統一マレー国民組織(UMNO)は2月26日に開催された最高評議会の会議で、ムヒディン筆頭副総裁の職務停止を決定した。
 停止期間は次の党役員選挙まで。筆頭副総裁の職務代行者にザヒド副総裁をあてることも決まった。会議後、アドナン幹事長が発表した。
 会議では、ムヒディン氏の職務停止を要求する動議が出た。その後、ナジブ首相とザヒド副首相が自主的に退席し、ヒシャムディン副総裁(国防相)が議長をつとめて2氏を除く出席者による票決で、即日職務停止が決まった。
 総裁を批判し続け、党NO2としてのつとめをおろそかにしたことが処分の理由という。動議はナズリ観光・文化相が提出した(東方日報の報道)。
 当のムヒディン氏と「同士」のシャフィー副総裁は会議を欠席した。ムヒディン氏は海外に出かけていたという。
 ムヒディン氏とシャフィー氏は、1MDBの不正疑惑と首相個人口座に振り込まれた26億リンギの問題で、ナジブ首相を批判してきている。
 とくに、ムヒディン氏は首相に辞任・職務停止を迫る発言をくりかえしている。昨年7月の内閣改造で副首相を解任され、党筆頭副総裁としても職務を執行できない状況下におかれていた。当時、シャフィー地方・地域開発相も更迭された。
(2月23日スター)

「NO2追放でUMNOは支持を失う」

(マレーシア)先頃更迭されたケダ州のムクリズ前州首相は2月26日、「ムヒディンUMNO党筆頭副総裁を追い出す(党籍剥奪、職務停止など)ならば、UMNOはまだ残っている支持と信用を失うだろう」とのステートメントを発表した。
 「党NO2は単に総裁を補助するだけでなく、必要時に総裁代行がつとまる能力がある者が選ばれるべきである。総裁を批判し続け、党NO2のつとめをおろそかにしたからがムヒディン氏処分の理由とされている。これは、受け入れられない。国民の声を党員が取り上げることを党規定で禁止することはできない。 
 UMNO最高評議会が党筆頭副総裁をポストからはずすことに同意するならば、それはUMNOの棺に最後の釘を打つ(UMNO・与党連合政権が倒れる)に等しい行為となる」。
(2月26日スター)