GTP/ETPプログラムは肯定的な成果をあげている:首相

(マレーシア)ナジブ首相兼財務相は4月28日、政府変換プログラム(GTP)・経済変換プログラム(ETP)2014年年次報告書を公表した。
 ナジブ首相は、GTPとETPの下で計画されたすべてのプログラムは円滑に運営されており、はっきりした疑い余地のない成果をあげていると強調した。
 さらに首相は「政府が実施していることは個人的な考えにもとづいたプランではなく、社会のあらゆる層の人たちに諮った後に得られた結論に基づいてGTPとETPを実施している」と語った。

GTPとは

 GTPは、国民の生活費高騰に対する取り組み、地方開発の支援、都市公共交通の格上げ、低所得世帯の生活水準の引き上げ、質の高い教育の確保、犯罪の削減、汚職の撲滅の7つの国家基幹成果領域を柱とし、業績運営・交付部がその進行状況、実行度を監督している。

主要5指標を提示

 一方、ナジブ首相は2010年からの5年間のGTPとETPの実行具合を示す主要な指標を5つあげた。5指標は以下の通り。
1)一人あたりの国民収入が2009年時の7059米ドル(約2万4700リンギ)から2014年には1万426米ドル(3万6500リンギ弱)に増加する。
2)投資額が2009年時の1420億リンギから2014年には2280億リンギに増加する。
3)2010年から2014年の間に国家基幹経済領域部門で150万人分の新規雇用を創出する。
4)GTPとETPが施行されてから地方部の住民500万人以上が道路や電力供給、清潔な水といった基本的な生活設備を享受する。
5)2010年からの5年間に収入が増加したことで貧困層約17万人が貧困のサイクルから脱出する。
(4月29日スター)

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首相、国民に肯定的な影響をおよぼしたプロジェクトに言及

(マレーシア)4月28日に政府変換プログラム(GTP)・経済変換プログラム(ETP)2014年年次報告書を公表したナジブ首相は、2つのプログラムに基づいて実施され、国民に肯定的な影響をおよぼしたプロジェクトやプログラムに言及した。主なものは以下の通り。

<BR1M、KR1Mなど>

2019年までの総投資額270億米ドルが見込まれるジョホール州のプングラン統合コンプレックスへの投資事業:最大4000人分の職を創出。
のべ242キロの道路を建設、6000軒に清潔な水を供給、1万3000家庭に電力を供給、住宅5500軒を新設。
2010年以降、都市部と地方部に計307の1マレーシア・クリニックを設立し、1580万件以上の症例に対処。
700万世帯が1マレーシア国民扶助制度(BR1M)の恩恵を享受。
2010年以降、1マレーシア庶民ショップ(KR1M)161店を開店し、市場価格より15~30%安く商品を提供。
2010~14年に地方道のべ4553キロを建設。
2015年6月完成予定のプラサラナ・マレーシアによるバス・ラピッド・トランジット(BRT)・サンウェー路線の運行が開始されれば、スバンジャヤとバンダー・サンウェーの住民50万人が恩恵を享受。
LRTアンパン路線の第1期拡張プロジェクトが2015年10月に完了すれば、スリ・ペタリン、ブキ・ジャリル、プチョンの住民に恩恵がおよぶ。
貧困層の6万5000世帯が能力・技能開発を通じて支援を受ける。
政府変換プログラムの下で全国の犯罪件数がこの5年間で40%減少。
2014年の自動車窃盗の件数が前年比約20%減に

<汚職認識指数>

汚職認識指数によるランキングが2010年の44位から14年には175か国中52位に改善。
国内総生産の伸び率6%は、東南アジア諸国連合(ASEAN)で最も高い部類に入り、世界銀行の予測5.7%を上回っている。
2014年の投資額の64%を民間部門からの投資が占める。
MRTスンガイ・ブロー~カジャン路線は2014年末の時点で59%まで完成し、2017年7月までに開業できる見通しに。
MRTプロジェクトによりマレーシア人エンジニア約2800人に就職の機会を提供。
クラン川とゴンバ川の浄化プロジェクトで8つの河川水処理施設と4つの廃水処理施設が完成し、全体の53%まで完了。
2011年以降、卸売・小売り国家基幹成果領域に基づく小売店変換プログラムにより小売り起業家約2000人が恩恵を享受。
マレーシア訪問年の2014年にマレーシア訪問者数は前年比6.7%増の約2800万人にまで増加

<三井アウトレット・パーク>

クアラルンプール国際空港近郊における大型プロジェクト、三井アウトレット・パークを政府が認可、2015年半ばに開業の予定。
2020年までに技能労働者の数を労働者総数の50%にまで引き上げ。
2015年末までに女性労働者を55%にまで引き上げ。
国家基幹成果領域、国家基幹経済領域の基幹業績指数はともに目標を上回る成果を達成。
世界銀行が発表したビジネスのやりやすさ指数報告書でマレーシアは前年の20位から18位に上昇。
IMD世界競争力年鑑2014年版でマレーシアの順位は前年の15位から12位に上昇。
(4月29日スター)

中国の南シナ海での埋め立て工事に ASEANが「深刻な懸念」を表明

(マレーシア)4月26日と27日にKLCC、ランカウイ島で開催されたASEAN(=東南アジア諸国連合)の首脳会議は27日に閉幕した。1日遅れの28日、ASEANは議長声明を発表した。
 その中で、ASEANは中国が東南アジアの一部の国と領有権を争っている南シナ海の島で、次々に埋め立て工事を進めている問題について、信頼関係を損ない、平和と安全を弱体化させると複数の国が表明したとして「深刻な懸念を共有する」と表明した。
 なお、「中国」を名指しすることは避け、関係各国が武力行使などの行動を自制するよう促している。 ASEAN各国とも中国と経済的なつながりが強く、名指しは避けた。
(4月28日スターほか)

2016年6月までに着工予定;<MRT2号線建設プロジェクト>

(マレーシア) MRT2号線建設プロジェクトは2016年6月までに着工となる見通しだ。
 首都圏クランバレー大量高速輸送システム( MRT)の事業推進母体、MRT コープ=MRTC=Mass Rapid Transit Corporation Sdn Bhd MRT Corp) のマモード・ラザク取締役(広報担当)が4月29日に明らかにした。
 同氏によると、MRT2号線<スンガイブロー/プトラジャヤ間>は全長52.2キロメートル(うち38.7キロは地上線、残りは地下線)。駅数は全36、うち地上駅が25、11が地下駅)。MRT2号線の所要時間は片道約84分。
 総工費250億リンギが見込まれる2号線は フェイズ1(スンガイブロー/ カンプン・バトゥ 間)が2021年までに、フェイズ2(カンプン・バトゥ/プトラジャヤ間)が2022年までに完成予定だ。
(4月30日スター)

ネパールに足止めの104人、救援機で29日に無事帰国

(マレーシア)4月25日に発生した大地震でネパールに足止めをくっていたマレーシア人104人が29日、マレーシア政府が派遣した救援機で無事帰国した。
 乗員15人・乗客104人が搭乗したマレーシア空軍の C130型輸送機は、9時間の飛行を終えて29日午前12時26分、スバン空軍基地に着陸した。
脱出組の第1陣を乗せた C130型輸送機はカトマンズを出てインドのコルカタを経由しマレーシアに戻った。政府は必要に応じて、救援機を順次ネパールに飛ばすとしている。

エアアジアXも救援活動を支援

 格安航空大手エアアジアグループの長距離部門、エアアジアXは4月29日、ネパールでの救援活動に従事する非政府組織(NGO)と人道団体の関係者に、空席がある場合、無料航空券を提供すると発表した。
 カマルディン・メラヌン最高経営責任者(CEO)によると、無料航空券の申請受付は4月29日にスタート、5月10日に締め切る。
(4月29日NST

プリペイド携帯電話トップアップカード、GST施行以前の価格で販売

(マレーシア/通信) 5月1日発効で、プリペイド方式の携帯電話トップアップカードが物品消費税(GST)施行以前の価格で販売されることになった。4月29日の記者会見で、関税局のカザリ・アフマド局長が明らかにした。

 例えば10リンギのトップアップカードは4月1日以降は6%のGSTが加算され10.60リンギで販売されていた。しかし、局長の説明によると、カードそのものは10リンギで販売され、GSTはカードを利用して携帯電話に通話料金をトップアップした際に課税されることになる。関税局は4月28日、国内の各携帯電話業者に変更を通達したという。

 関税局はGST施行前の3月中、各携帯電話業者との間で6%のGSTを相殺する形で、同一料金による通話時間を延長することで同意したと発表済みだ。
GST施行以前の価格での販売に異論

 4月29日、 5月1日発効で、プリペイド方式の携帯電話トップアップカードが物品消費税(GST)施行以前の価格で販売すると関税局が発表した。しかし国内の通信事業を管轄するマレーシア・通信マルチメディア委員会(MCMC)のハリム・シャフィー会長は4月29日付けの公式声明で、突然の変更に携帯電話業者も販売店も対応できずコストも膨大になると指摘し、暫定的にGSTを販売価格に加算する現行の方式を続けるべきとの見解を示した。

 ハリム会長はさらに、「額面10リンギのトップアップカードに6%のGSTを加算して購入するか、額面10リンギのトップアップカードを購入して実際の通話料金を9.43リンギとするか、どちらを消費者が指示するかの意識調査を実施中だ。この問題については意識調査結果が出てから決定することで問題に関連する諸団体の間で合意済みだ」とも公式声明の中で説明し、調査結果は間もなく公表できるので、それを待って決定を下すべきだと強調している。

(4月30日 The StarThe Sun

宝石店強盗の8人を逮捕!

(マレーシア)4月はじめにKL市内の宝石店を襲った8人組強盗が、28日午後6時半から29比午前4時半にかけて、KL市警とSTAFOCに逮捕された。
 STAFOC(スタフォク)/( Special Task Force On Organised Crime Stafoc)は、連邦警察本部が2014年1月に創設した「組織犯罪取締専門の特殊部隊 だ。
 
事件は4月10日午後6時に発生

 4月10日午後6時頃、KL市内ジャラン・トゥンク・アブドル・ラーマン沿いにある宝石店に8人組強盗団が押し入り、30万リンギ相当の貴金属品を強奪して逃走した。
 この強盗団は昨年12月3日にセランゴール州セルダンで180万リンギ相当の金塊・宝石類を強奪する事件にも関与していた。
 4月28から29日にかけて、KL市警凶悪犯罪取締課とスタフォクは8人組を逮捕した際、8人組が12月3日に強奪したものとみられるゴールドバー(純金の延べ棒)11本(1本100グラム)を押収した。
 市警は女ひとりを含む8人組(22~30歳)は、首都圏で起きた少なくとも5件の強盗事件に関与したとみて取り調べている。
(4月29日NST