(マレーシア/政治) モロ・イスラム解放戦線 (MILF)もイスラム国(IS)及び賛同者たちが東南アジアの脅威になっているとの見解ではマレーシアと同じで、共闘が可能だと、ヒシャムディン国防相が9月29日にプトラジャヤで語った。マレーシア政府はMILFとフィリピン政府の和平交渉の仲介人を務めている。交渉はMILF部隊の武装解除という、重要だが問題が発生しやすい大詰めの段階にあり、ヒシャムディン国防相は29日に国防省本部ビルでMILFのムラド・イブラヒム議長と会談した。
両者の議題は和平交渉だけでなくイスラム国及び東南アジアの賛同者対策にも及び、ムラド議長はイスラム国が東南アジア域内に影響力を広げる事態は容認できないと明言したという。
両者間和平交渉については、「マレーシアが議長を務める来年のASEANサミットで全ての加盟国が和平交渉の当事国となることを期待している。この問題はASEAN全体が団結して解決に当たらねばならない」と述べた。
(9月30日 The Star)