不動産市場に対する沈静化措置の緩和は時期尚早:金融管理局

(シンガポール)7月24日に2013/14年年次報告書を発表したシンガポール金融管理局(MAS)のラビ・メノン長官は、ここ数年とられてきた沈静化措置によりシンガポールの不動産市場には安定化に向かう兆候がみられるが、それらの措置を緩和するには時期尚早であるとの見方を示した。
 その背景には、住宅価格が高止まりする一方で、国際金利が過去最低レベルになっているという状況がある。
 メノン長官によれば、シンガポールの不動産価格は過去4年間に60%上昇したが、ここ3四半期(9カ月間)では3.8%の減少に転じた。同長官は「不動産市場の秩序ある修正と安定化ははじまったばかりで、不動産価格の大幅な低下に向けての動きがみられず、低金利のこの時期に沈静化措置を緩和すれば、再び価格が上昇に転じる可能性がある」として、現時点での緩和はありえないとの考えを示した。
世帯債務、5.5%に低下
 同長官はまた、「不動産に関連した措置をとったことで世帯の債務の前年比増加率は2011年第3四半期の約13%から14年第1四半期には5.5%にまで下がり、家庭の貸借対照表は強化された。しかし、まだ家庭の債務が高いレベルにある世帯もあり、それを下げるには時間がかかる」と指摘した。 住宅市場の沈静化に向け政府は、長期的措置として債務全体の比率を調整するといった構造的な措置をとる一方、不動産価格に対する融資比率の上限設定や印税の調整といった循環的な措置を織り交ぜた措置をとってきていて、一定の効果があがっている。だが、全体的にみて不動産沈静化措置を現時点で緩和することは時期尚早だと結論づけている。
(7月24日チャンネルニュース・アジア)

コーズウェーの通行料を大幅引き上げ

(マレーシア)マレーシア高速道路庁は8月1日からジョホール州とシンガポールを結ぶコーズウェーの通行料を大幅に引き上げた。また、これまでは通行料を支払う必要がなかったシンガポールに向かう車両にも新たに通行料が課されることになった。
 この結果、バングナン・スルタン・イスカンダル関税・出入国・検疫(CIQ)施設を通ってマレーシアに向かう車両とシンガポールに向かう車両の両方が通行料課金の対象となった。
 この引き上げにより乗用車を含むクラス1に分類される車両の通行料は、マレーシアに向かう車両が8月1日以前の2.9リンギから9.7リンギに上がり、シンガポールに向かう車両には新たに6.8リンギが課される。
 一方、CIQを起点(最終点)としてジョホールバル市内につながる交通分散用高架ハイウェー、イースタン・ディスパーサル・リンク(総延長8・1キロ)を利用する運転手がCIQ施設を通過しない場合には、通行料を支払う必要はない。
 シンガポールも8月1日にマレーシア登録車両がシンガポールに入る際に課している入国許可料をそれまでの20Sドルから35Sドル(87.5リンギ相当)に引き上げた。

入国許可料徴収、2014年末の実施へ
 シンガポール側がマレーシア登録車両のシンガポール入国許可料値上げに応じて、マレーシア側もコーズウェーやセカンドリンクを通じてジョホール州に入境するシンガポール登録車両に入国許可料を課すことを決定、2014年末までに施行の計画だ。
 関税局ジョホール州支部の統計によれば、14年1~6月の間に同州ゲラン・パタにあるセカンドリンクを利用してマレーシアに入った車両はのべ335万台、コーズウェーを利用して入った車両は476万台となっている。
 マレーシア運輸省は、車両でシンガポールからマレーシアを訪問する旅行者の動きを妨げないよう、車両入国許可料を50リンギ(19.5Sドル相当)以下に抑える意向を表明している。同省によれば、正式な料金などの詳細についての最終調整後にナジブ首相が内容を発表する予定だ。
(7月26日スター)

MH17便墜落現場の完全調査実現に向け、ナジブ首相がオランダへ出発

(マレーシア/社会) 7月30日のアムステルダム行きを予定していると、ナジブ首相が7月26日付けの公式声明で発表した。
 渡航の目的は、撃墜されたと推測されているマレーシア航空MH17便墜落現場全域での徹底調査の遂行だ。ナジブ首相はウクライナ東部ドネツク近郊のMH17便墜落現場周辺を掌握する分離独立派グループのリーダーと直接交渉し、ブラックボックス及び遺体の回収、そして国際調査団による公式調査作業を安全に進めることで合意した。
 「ブラックボックス2個は回収した。罹災者の遺体も大部分が回収され身元く確認中だ。しかし、墜落現場での調査は不十分だ。マレーシア調査団3人は武装グループの案内で22日、23日、24日の3日間で調査にあたった。しかし一日あたりの立ち入り時間は3時間で、墜落現場全域への自由な移動は認められなかった。最低でも30人の国際調査団の現場全域での自由な調査とスタッフの安全確保を実現させたい」、ナジブ首相はオランダ入りの目的をこのように説明した。ナジブ首相はハーグでマーク・ルッテン首相とこの問題について会談し、善後策を協議する予定だ。
(7月27日 The Star)

マレーシア航空機罹災者親族をナジブ首相が慰労

(マレーシア/社会) 7月28日、ハリラヤ・プアサに合わせ、ナジブ首相と首相夫人のロスマ・マンソル氏がプトラジャヤの首相官邸にマレーシア航空MH17便罹災者遺族と、今年3月8日から行方不明のままとなっているMH370便乗客の親族を招待し、心労を労い励ましの言葉をかけた。
 また、MH17便罹災者遺族たちからは、作業の進展状況の詳しい説明を受けられたこと、そして可能な限り速やかに遺体をマレーシアに送り返すとのナジブ首相の言葉に励まされたとの声が聞かれた。
(7月30日 The Sun)

MH17便遺族を国王夫妻が弔問

(マレーシア/社会) 7月17日にウクライナ東部で撃墜されたと推測されているマレーシア航空MH17便罹災者遺族を、マレーシア国王夫妻が7月26日に弔問した。
 国王夫妻は政府が遺族の宿泊先として用意したプトラジャヤのマリオットホテルを45分間にわたって訪問し、罹災者遺族30世帯約100人あまりを弔問し、それぞれの肉親の死を悼んだ。国王夫妻にはアフマド・シャベリー・チク通信・マルチメディア相、リョウ・チョンライ運輸相、ラハニ・アブドル・カリム女性・家族・地域社会開発相が随行した。
 マレーシア航空によれば遺族のかなりの部分がハリラヤ・プアサのため帰省したが、最新情報をいち早く知るためホテルに残った遺族も少なくないとのことだ。
(7月26日 The Star)

マレーシア国王夫妻がハリラヤ・プアサを祝賀

(マレーシア/社会) マレーシア国王アブドリ・ハリム・ムアザム・シャー王とハジャ・ハミナ王妃が2月28日、イスタナ・ネガラでハリラヤ・プアサを祝賀した。断食明けの宴席にはナジブ首相夫妻とムヒディン副首相夫妻を始めとする閣僚も列席した。そして食事後、国王夫妻は国立モスクでのハリラヤ・プアサのお祈りに参加した。
(7月28日 The Star)

「カリド氏には3月に通知済み」州首相退任問題でアンワル氏

(マレーシア)セランゴール州の州首相人事問題で揺れる野党・人民公正党(PKR)。同党の最高指導者であるアンワル元副首相が7月27日、「州首相交代人事に関する党の決定を、カリド氏は3月に知らされていた」とするステートメントを発表した。
 アンワル氏によると、カリド氏を辞めさせる件は1月15日の党幹部会の会合で決まったという。
 ステートメントの中で、アンワル氏は、「カリド氏は自身の州首相退任とワン・アジザ党総裁の州首相就任に関する、党最高幹部会の決定を知らされている」と強調した。
 カリド氏の州首相更迭については、PKRの友党である全マレーシア・イスラム党(PAS)のハディ議長、党長老のニク・アジズ前ケランタン州首相がそろって留任を支持すると発言している。
(7月27日サン)