イスラム過激派を賞賛したわけではない、首相発言に報道官が釈明

(マレーシア/政治) 6月26日付け政府公式声明で、マレーシア政府の報道官が「ナジブ首相の先日の発言は決して、中東のジハード主義イスラム過激派武装組織の一つである「イラクとレバントのイスラム国ISIL)支持を表明したものではない。一部メディアの報道は首相発言を断片的に紹介し、誤解を招く内容になっている」と釈明した。ISILは「イラクとシリアのイスラム国(ISIS)とも称される。

 6月23日夜、ナジブ首相は自身が総裁を務めるマレー系与党「統一マレー国民組織(UMNO)」チュラス支部成立20周年式典の席上、 UMNO党員も ISIS民兵並に勇敢になり勢力を強化しなければならないと会合に出席した党員を激励した。同発言はAFPや一部地元メディアがニュースとして伝えている。

 政府報道官はさらにマレーシア政府がISILをテロリスト組織に指定し、マレーシア国内で組織の支援活動をしているマレーシア人を逮捕するなど、国内組織撲滅に力を注いでいるとも強調。ナジブ首相は長年にわたって中道主義のイスラムの普及につとめており、イスラム過激主義は一貫して否定しているとも付け加えた。

(6月27日 星州日報)

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酸素不足で乗員らが意識を失った?!:MH370

(マレーシア)オーストラリアのワレン・トルス副首相は6月26日、同国運輸安全局(ATSB)のMH370便の捜索に関する報告書を公表した。
 それによると、3月8日に消息を絶ったMH370便について、「機内で減圧と酸素不足が生じ、乗員らが意識不明になり、自動操縦のまま海に墜落した確率が高い」と指摘している。
 ワレン・トルス副首相は会見で、MH370便の捜索エリアをパース南西2000キロの方面に拡大すると発表した。捜索エリアは6万平方キロ、捜索にはあと1年ほどかかるとの予測も示している。捜索費は6000万豪ドル(1億8200万リンギ)に達すると、豪当局はみている。
(6月27日スター)

断水でDAP下院議員がカリド州首相を批判

(マレーシア)セランゴール州政権を掌握する人民同盟(PR)を構成する民主行動党(DAP)のトニー・プア下院議員(ペタリンジャヤ・ウタラ選挙区選出)が先頃、KLとセランゴール州の一部地区で断水が発生したことについて、カリド州首相や州水道水供給公社(Syabas)を強く批判した。
 「州首相は前回(3月~4月)の給水制限のあと、以後は断水は発生しないと保証し(6月17日)、そのような措置をとると言明した。それから10日あまりしかたっていないに、また断水が起きた。
 どういうことか。Syabasも州当局もいったい何をしているのか。これでは、州首相とPRの信用が損なわれる。断水が続くなら、水供給問題をちゃんと処理できない関係機関の責任者の首を全部すげ替えるべきだろう。州政府はハイレベルの対策会議・機関を設けて断水の再発防止につとめるべきである」。
 これに対して、同州のカリド・イブラヒム州首相が28日にステートメントを発表し、いかのように反論した。
 「州政府は水道事業の見直し、事業会社の再建を進めようとしているさなかで、まだSyabasの事務所に立ちいってもいないし、資料・データのチェックもしていない。
 州政府と見直し・再建をてがける州経済企画部(UPEN)を責めるのは過ちだ。もうすこし時間をもらいたい」。

300万人に影響の可能性

 セランゴール州水供給公社(Syabas) の6月26日発表では、KLをはじめ、ゴンバク、ペタリンジャヤ、クラン、シャーアラム、フルランガットなど首都圏の一部地区(で水圧低下・断水が起きており、70万世帯(約300万人)に影響が出ている。今後影響を受ける地区がさらに増える可能性がある。
(6月28日スター)

給水が正常状態に復帰:ゴンバク地区

(マレーシア) 河川の水位低下と浄水場の生産量減により、KLをはじめゴンバク、ペタリンジャヤ、クラン、シャーアラム、フルランガットなど首都圏の一部地区で6月17日jから水圧低下・断水が起きているが、セランゴール州水供給公社(Syabas) は28日、同夜までにゴンバク地区における給水が正常状態に復帰したと発表した。
 ペタリンジャヤは90%、KL85%、クラン/シャーアラムでは77%まで給水が復帰した。ウルランガットでの正常復帰はまだである。
 Syabasによると、KLをはじめ、ゴンバク、ペタリンジャヤ、クラン、シャーアラム、フルランガットなどでの給水制限の影響を受けた住民は、70万世帯・約300万人だ。
(6月29日スター)

横行するシンナー遊び阻止に条例策定:マラッカ州議会

(マレーシア)マラッカ州でシンナー遊びにはまる若者が目につき、看過できない社会問題をつくりだしているとして、同州議会が6月下旬、シンナーを含む接着剤の販売を規制する条例策定を求める動議を可決し、対策に乗り出した。
 州議会に動議を提出したリム・バンホン州議会議員(与党連合・国民戦線=BN=所属)によれば、接着剤は店舗で簡単に入手できるため、シンナー中毒者が接着剤を購入しシンナー遊びに走るという動きが恒常化している。これを阻止するため、リム議員は条例に基づいて州政府が各地方自治体に接着剤の店舗内での販売を監視し規制するよう指示を出すことを求めた。

賛成22、棄権6で可決

 この動議は、賛成22、棄権6で可決されたが、棄権した議員のひとり、ゴー・リョンサン議員(野党・民主行動党所属)は、シンナー遊びは1980年代からマレーシアを悩ます社会問題となっているが、動議は詳細な法執行のあり方、規制対象となる接着剤の種類、罰則などについての言及がなく不十分であるとの立場から棄権したと語った。
 一方、動議を支持したカリド・カシム議員(野党・イスラム党所属)はシンナー遊びを続けると聴覚が失われたり、脳にダメージをおよぼすなどの深刻かつ長期的で、さらには取り返しのつかない健康障害を引き起こす恐れがあることが医学的にも証明されているとの警告を発している。
 またイドリス・ハロン州首相は、接着剤は麻薬ではなく、現時点では当局にシンナー遊びに走る者を逮捕する権限はないものの、なんらの措置もとらないでおけば問題はさらに悪化するとして、対策をとる必要性に迫られているとしている。
(6月24日スター)

工場の壁が突然崩落、側溝を掘っていた作業員3人死亡!

(マレーシア)ジョホール州ジョールバル市内で6月27日、工場そばで側溝を掘っていた外国人工員4人が突然崩れ落ちた工場の壁の下敷きになる事故が起きた。
 高さ2メートル40センチ、長さ約10メートルのコンクリート製壁が崩落したのは午前8時半頃。掘削作業中のインドネシア人のカシムさん(41)とサイリンさん(44)、スンヘンドラさん(45)、それにバングラデシュ人のロポン・ミアさん(28)の4人が下敷きになった。
 4人は電気ケーブルを製造する同工場の社員で、会社の指示にしたがい側溝を掘っていた。
 レスキュー・消防隊が現場に駆けつけ救出作業を開始したが、3人はすでに死亡していた。隊員は死亡が確認された3人の遺体収容は後回しにする事を決め、生きていたスンヘンドラさんをただちにスルタン・イスマイル病院に搬送した。重体である。遺体収容作業が終わった時は午前11時近くになっていた。
 崩落が起きた場所は、テブラウ・インダストリアル・エリア(2)のジャラン・アンカサ・マス1沿いにある工場そば。
(6月28日スター)

知的障害の息子を部屋に放置、母親を逮捕

(マレーシア)ネグリ・スンビラン州ニライのタマン・セマラクにある団地フラットで6月21日、鍵のかかった部屋に放置されたままの少年ムハンマド・フィルダウス君(15)がみつかった。
 仕出し屋で働いている母親は不在で、食事をちゃんと与えられていないため、M君はやせ細っていた。フィルダウス君は体が不自由で、知的障害者だ。
 扶養義務を放棄したとして児童法第31条(1)違反で逮捕された母親のロラノピタ容疑者(40)は27日、セレンバン地裁で起訴されたが、罪状認否で無罪を主張した。有罪となれば、2万リンギ以下の罰金か10年以下の懲役または両方が科される。
 2件の起訴状をつきつけられた被告は2件合わせて1万4000リンギで保釈を許可されたが、月収1150リンギなので払えず、拘置所に護送された。
 体重15キロしかないやせ細ったフィルダウス君をみつけたのは、密入国者や不法残留の外国人を取り締まるため戸別訪問中だった入管取締官チームである。被告は不在中不測の事態が起きることを危惧し、息子を「座敷牢」に閉じ込めて働きに出ていたようだ。
(6月28日スター)