詳報;22歳~55歳のテロ分子9人を逮捕

(マレーシア)マレーシア警察庁公安部テロリズム対策課は4月28日、セランゴール州とケダ州で、聖戦発動計画を練っていたテロ分子9人=全員マレーシア人=を 2012年国家安全犯罪法違反容疑で逮捕した。捜査が進展するにつれて、逮捕者は今後さらに増えていきそうだ。
22歳~55歳の9人のうち、6人がセランゴール州で、残る3人はケダ州で28日午前5時から午前7時にかけて逮捕された。職業は無職、専門職他とさまざま。今回逮捕された30代の男が指導者とみられるこのグループは、昨年10月から活動を展開してきていたという。
9人の潜んでいたアジト(隠れ家)から、政府ビルや軍事施設、メディア関係の建物などの所在が記載されている地図やサバイバルナイフ、日本刀、聖戦に関する書籍、戦闘服、国際テロ組織の旗などが押収された。
カリド警察庁長官によると、長官は、「これら9人はテロを発動するためのイデオロギー工作や軍事訓練、軍資金の資金調達などに関与していた」と発表。警察筋によると、このグループは、国際テロ組織のアルカイダと関係があるとされ、東南アジアで活動するイスラム系テロ組織「ジェマー・イスラミヤ」(Jemaah Islamiyah)と関係があるという。すでにシリアなどにメンバーを送り込み「聖戦」に参加しているとのことだ。
2012年国家安全犯罪法は、国内治安維持法(ISA)の廃止に伴いつくられた新しいテロ対策法。政治的信条による逮捕は認めず、容疑者の勾留期限を最長28日と規定している。
(4月29日スターほか)

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「200万人が最低賃金を受け取っていない」;MTUC

(マレーシア) 2013年1月に最低賃金制度が導入されたマレーシアで、まだ同制度にもとづく最低賃金を支払われていない従業員が200万人もいる。
 これは、4月24日に、マレーシアの労働センター、マレーシア労働組合会議(MTUC)のアブドラ・サニ副議長が発表した数字だ。
 最低賃金制度下の最低賃金はマレーシア半島で900リンギ、サバ・サラワク及びラブアンで800リンギと規定されている。
 「わかっているだけでも国内の60~100社が2012年最低賃金法にもとづいた賃金を支給していない。最低賃金制度を無視している企業は、実際はもっと多いと考えていい。未遵守企業に処罰するよう政府に要求したい」。(同副議長)。
(4月24日サン)

MH370B便調査委の委員長にコック・ソーチョン氏

(マレーシア)ヒシャムディン運輸相代行は4月29日、3月8日から行方不明となっているMH370B便(乗員乗客239人)について調査する国際調査委員会の委員長に、民間航空局の前局長コック・ソーチョン氏を任命したと発表した。
 特別調査委員会は同便が行方不明になった原因などを調査する。政府・運輸相は、委員会から提出されるレポートを再発防止策を練る際の参考にしたい考え。米国国家運輸安全委員会を含む、欧米・日本・豪州各国の関係機関の専門家が委員に任命される見通しだ。
(4月29日スター)

KLIA2の一般公開に7万8000人の人出

(マレーシア)格安航空専用ターミナル、KLIA2の一般公開が4月27日に実施されたが、大変な人気で7万8000人が訪れた。
 2万人前後と予想していたKLIA2の運営・管理を担当するマレーシア・エアポート社は、その4倍近いビジターに満足げだ。開放時間は午後5時までとされていたが、あまりに大勢の入場者に、同社は急きょ時間を変更して午後7時まで延長した。
 KLIA2は5月2日に正式開業する。これにともない、現有の格安航空ターミナル、LCCTは5月9日に閉鎖される。
(4月29日スター)

住宅価格、ジョホール/ KL/ペナンで30%以上上昇

(マレーシア)アーマド・マスラン副財務相が4月22日、セランゴール州カジャンにある国家評価研究所(INSPEN =Institut Penilaian Negara、 The National Institute of Valuation)での記者会見で、不動産評価サービス局(JPPH)がまとめた最新の不動産市場リポート2013(Property Market Report 2013)を発表した。
 それによると、2013年にクアラルンプールとペナン州、ジョホール州で住宅価格が平均30%以上も上昇した。昨年来、住宅価格が上がっているとの声が多く出ているが、レポートはそれを裏付けたかたちだ。記者会見にはJPPHのアブドル・ハミド局長が同席した。
 
ジョホール州では約40%もアップ

 不動産ブームのジョホール州をみると、2013年の住宅価格は平均27万5854リンギ(約828万円)で、2012年(19万7147リンギ)比39.92%の上昇となった。
 レポートは、ジョホール州南部経済特区「イスカンダル・マレーシア」での不動産価格上昇が州全体の住宅価格の上昇を後押ししていると分析した。

KLは37.66%アップ

 KLの住宅価格は昨年37.66%上昇して67万3249リンギ(約2020万円)となった。一方、ペナンの住宅価格は31.45%上昇の40万0738リンギ(約1200万円)となった。セランゴール州では同19.91%上昇の40万5895リンギ(約1220万円)となった。

全国の不動産取引は前年比10.9%減
 
 ところで、JPPHレポートによると、昨年、マレーシア全国の不動産全体の取引件数は10.9%減少した。取引額は平均6.7%増加した。具体的には2013年の年間取引件数は38万1130件(2012年は42万7520件)で、取引額は1523億7000万リンギ(同1428億4000万リンギ)。
 一方、住宅不動産の取引件数は24万6225件(2012年比9.7%減)で、取引額は720億6000万リンギ(同6.3%増)となっている。
(4月23日サンほか)

職務質問の2警官を撃った指名手配犯つかまる

(マレーシア)セランゴール州警察本部のシュクリ本部長は4月25日に記者会見し、11日にKLで起きた2警官銃撃事件の犯人を24日にペラ州イポーで逮捕したと発表した。
 イポー市内に潜伏しているとの情報をつかんだ捜査員が現地に赴き、24日午後8時過ぎ、華人女性の家に隠れていたイスラム教徒の華人W容疑者(44)を逮捕した。
 事件は、11日午前10時半頃、KLのパンダン・インダ地区ジャラン・レンバ・マジュ 1/16で起きた。たまたま現場付近を巡回中だったライオネル・リチャード・ジュニア巡査長(26)とズル・ファジル・アトラヒ巡査(28)が、不審なバイクの2人を呼び止め職務質問をしようとした。
 しかし30代とみられる2人の内の一人はすぐにその場から逃走。逃げようとしてシャツの襟をつかまれた虎の入墨のある男は抵抗し、所持していた拳銃を抜いて3発発射した。リチャード巡査長は腹部を、ズル巡査は下腹部を撃たれて倒れ、そのすきに男は逃走した。2警官は病院で銃弾摘出手術を受けたが命に別状はないという。
 指名手配されていたW容疑者は入墨があることから暴力団の組員と見られる。逮捕時にショットガンの実弾2発を所持していたが、拳銃は見つかっていない。警察は逃走したもうひとりの男の行方を追っている。
(4月25日スター、南洋商報)

マックでハロー・キティ―人形発売開始、初日は混乱なし

(シンガポール)アジアでも人気を博するサンリオのキャラクター、ハロー・キティ―。シンガポールでは以前、ファストフード・チェーンのマクドナルドがハロー・キティ―の人形を売り出したところ、われ先にと、人形を求める人たちが殺到、混乱が発生する事態にいたったことがあるほど。
マクドナルドは4月27日、全国各店で6種類からなるハロー・キティー人形の最新版シリーズ「バブリー・ワールド」の第1弾の発売を開始したが、そのときの教訓をもとにさまざまな対策をとったことから、今回は混乱は発生せず発売初日を平穏に終えた。
 同店が整理券を発行し、警備員を増員したり対応するスタッフを増やすなどして行列をつくった人たちの管理を首尾よくこなしたほか、売り切れを防ぐため1人が購入できる人形の数を4つまでに制限するといった措置をとったことが功を奏した形だ。

オンライン予約

 また今回初めて、マクドナルドのウェブサイトを通じて今回のシリーズの全セットをオンラインで予約できるようにしたことも混乱を防ぐ一因となった。同店によれば、発売開始初日には申し込みが殺到したこともあり技術的な問題も発生したものの、オンラインによる予約は全体の30%近くに達したという。
 マクドナルドでは、「総合的な顧客対応を向上させることとコレクターと常連の利用者双方がハロー・キティー人形の全セットを入手しやすいようにしていくことが当店の今年の主要な課題」として真摯に取り組んでいく姿勢を示している。
(4月28日チャンネルニュース・アジア)